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2015年12月 7日 (月)

梅田川のヤマトシジミ調査 浜めぐ2015

Imgp9083 (2015.12.07) 12月8日付のこのブログで「浜めぐ」研究会2015について、報告したが、もう一件、

 梅田川のヤマトシジミ生息調査

について、佐鳴湖関係者にとって注目すべき報告があった。

 豊橋市南部を西流する梅田川は三河湾東部の湾奥に流れ込む、下流部が汽水の河川。三河湾西部に流れ込む比較的に清流の矢作川とは対照的に、降雨で土壌が流出しやすい、いわば濁水のきつい川である。

 そこで、矢作川環境技術研究会(やはぎがわ、注記)の野田賢司さん(写真)たちが、どの程度、この汽水河川にヤマトシジミが生息しているのか、調査した。シジミを聴診器にした、いわば河川の健康調査である。

 ● 水は息をし、生きている

 その結果が、今回の研究会で発表されたわけだが、シジミにとって、梅田川は大変に厳しい生息状況にあることがわかった。河川の健康状態がだいぶ悪いという診断。そこまではわかったのだが、野田さんによると、

 「個体密度の変動要因や稚貝の生息場所の把握は今後の課題」

としている。

 もはやシジミの育てにくい佐鳴湖のようにならないよう、「梅田川フォーラム」にも所属する野田さんたちは、川の治療として研究会の持つ土砂・濁水流出を抑える環境技術を活用したいとしている。そんな技術と流域市民の積極的な参加で、生き物の生息にも適していたかつての健康な河川を取り戻したいとも話していた。

 水は息をし、生きている。汽水域のシジミは、そんなことをも語りかけていることを知った。

 発表の内容を詳しく知りたい人のために、パネルを以下に掲載する(パネルの図の網掛けの流域が調査対象。野田氏のご好意による)

 ● 発表パネル (写真のダブルクリックで拡大可能)

 12_08_0

  ● 注記 矢作川環境技術研究会

 愛知県内の建設会社が主な会員で、事務局は名古屋市中区。助言者として国土交通省中部地方整備局、豊橋河川事務所など。

 

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コメント

梅田川の生物調査の一環として、シジミの生息状況の調査をしかけたのは発表者の野田賢司氏です。カヌーで詳細な地点の生息調査等・7月の炎天下での調査で調査員も大変でした。梅田川のシジミ調査報から何か組取って頂き行動につながれば幸いです。

投稿: 梅田川フォーラム事務局 | 2015年12月10日 (木) 13時20分

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