ダンス、ダンス、ダンスの一日
(2011.08.30) 定年後の「下山の時代」を楽しむというわけで、先日、日曜日、朝早くから
中部日本ダンス選手権大会(後期)
を見に、静岡市のグランシップに出かけた。ブログ子は、定年前まで金沢の新聞社で働いていたが、ひょんなことから、社交ダンスの個人レッスンを、週一回受けていた。定年で、静岡に転職し、これまで2年ほど社交ダンスから離れていた。そして、これまたひょんなことから、再び、ダンスを習いたいと、マンション近くの
「岡ダンス教室」(浜松市)
に週一回通いだした。そんなこともあり、この選手権大会を見てみたいし、また、教えてくれる先生が選手権大会に出場するとあって、応援もかねて、出かけた。会場にはファンが3000人以上いて、熱気が会場の外にもあふれていた。
ブログ子の社交ダンスは、ルンバ、チャチャチャ、ワルツ、タンゴ、ジルバがなんとか踊れるくらいの初級。大会では、このほかジャイブや、スロー・フォックス・トロット、クイック・ステップ、ウインナー・ワルツなどを軽快に、そして、華やかにリズムに乗って踊っていていた。
いつになるか、わからないが、あんな風に踊れるようになりたい
とうっとりして、見ていた。
私の応援したのは、スタンダード、ラテン・アメリカンのうち、ラテンアメリカンに出場した
高橋朋宏・吉田由美
のペアだった。準優勝までは勝ち残れなかったのは残念だったが、その迫力は、ダンス教室で教えているときの
おとなしく、やさしい感じ
のインストラクターではなく、情熱的なものだった。一言で言えば、まるで別人のようだった。ダンスの魅力、もっと言えば魔力であろう。だが、裏を返せばブログ子のようなアマチュアとは異なり、それを生業としている
プロフェッショナル分野
というのは、やはり、楽しいというよりも、まず厳しいということだろう。
私の歩んだ学問の世界もそうだったが、「プロフェッショナル」となると、厳しい。
ブログ子は、ダンスを美容と健康のために習っているわけではない。老いても恋を、という気持ちで通っている。人生、枯れて生きていたのではむなしい。(2011.08.30)
追伸
この選手権大会は、静岡新聞・静岡放送の後援になっていたが、翌日の「県総合」面に、
607組が軽快ダンス
という見出しと写真付で掲載されていた。しかし、ひどい記事だった。前半は県大会、後半は中部選手権大会なのに、前座の県大会の記事しか書かれておらず、肝心の中部選手権大会にはまったく触れていないのはどうしたことか。しかも、肝心の各部門の選手権優勝組の掲載もなかった。これではニュース記事としては致命的な欠陥だ。主催者はがっかりしたというよりも、怒っているのではないか。
あまりの与太まがいの記事に、憤慨する気にもならなかった。県紙の記者の取材レベルは年々落ちていることをまた証明した。新聞業界が斜陽産業化しているから、いい人材が集まらないのだろう。
では、中日新聞は? と調べてみたら、一行も出ていなかった。なぜだろう。
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