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産卵場探しの時代は終わった ウナギの未来

(2016.01.24)  (ニホン)ウナギの産卵地探し40年、世界で初めてその場所をピンポイントで特定した、うなぎ博士、塚本勝巳さんの公開講演が先日、浜松市内であった。

 Imgp9172 広大な広さの南太平洋のなかで産卵地を少しずつ絞り込み、2009年5月の調査でついに複数個その卵を採取し、グアム島西方約100キロの海(の海山部分)という具体的に特定。講演では特定までの苦労話と、さまざまな問題を抱えるこれからのウナギの未来について、熱く、そして子どもたちにもわかるよう会場の人々に語りかけた。

 その結論を先に言えば、

 2010年代に入り、ウナギの産卵地探しという探検の時代は終わった。2010年代からは、産卵生態の解明など、その応用的、実用的な展開に入った

というもの。絶滅が危惧されるウナギの完全養殖に向けた取り組みへのエサや育て方などデータ提供も視野に入ってきた。すでに人工衛星などを利用した生物ロギング技術

 ポップアップロガー

によるウナギの日周垂直移動の様子をとらえた生態記録が紹介されていた。

 塚本さんは、最後に基礎から応用、ウナギの自然科学、資源としての「うなぎ」という社会科学、鰻という文化に関わる人文科学をまるごと理解する学問を、無類のウナギ好きの日本人の手で確立したいという趣旨の今後の抱負を語った。

 それは、塚本さんが自ら「うなぎ博士」と名乗り、全国の小学校で出前授業「うなぎキャラバン」を始めた理由でもあろう。

 ● 講演スナップ

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