« 湯川秀樹の栄光と挫折の30年 | トップページ | 科学ジャーナリズム「草野球」論 »

芸術的にたたむ 先端技術を支える折り紙

Imgp7569_3 (2015.05.08) 数ヶ月も前のテレビ番組(Eテレ)に

 スーパープレゼンテーション 折り紙

というのがあった。物理学者による超プレゼンというので、みようと思っていたのだが、何かの都合で見ることができなかった。ので、登録しておけばNHKがメールで見逃した再放送番組を通知してくれるというので登録していたら、先日、再放送日時を知らせてきてくれた。とてもありがたい仕組みである。プレゼン者はロバート・ラングさん。

 さっそく見てみたが、スライドを使ったプレゼンがとても洗練されている。また、話し方のスマートさもあり、スーパープレゼンの名に恥じない番組だった。

 ● 吉澤章さんの功績も

 Imgp7573 それよりも日本の伝統的な折り紙に潜んでいる幾何学的な構造規則を解明するというユニークさに魅了された。いまや折り紙は世界レベルの芸術であり、なによりも宇宙利用など最先端技術を支えるツールになっているという話がうれしかった。

 プレゼンのポイントを要約すると

 美しいものをつくるために(突き詰めて)いったことが、(先端技術として)実際に役立っていることがある

というものだった。芸術的にたたむ。それが先端技術とつながっているというのだから、おもしろい。スーパープレゼンとして、この見解に具体性があったのもよかった。

 プレゼンでは、折り紙をここまで進化させた功績者として、

 伝えるための折り紙言語を開発した折り紙作家、吉澤章さん

を丁寧に紹介していて、好感した。

 ● 伏見康治さんの『折り紙の幾何学』

 Imgp7572 ただ、ブログ子なども知っている同じく物理学者、伏見康治さんの夫人との共著、

 『折り紙の幾何学』(日本評論社、1984)

には触れられていなかった。この本にはたった1枚の紙から正二十面体をつくりあげる折り方などが出ている。ので、かつて、ブログ子も折ろうとしたが、どうしてもできなかった情けない思い出がある。

 今回のラング博士の話は、こうした伏見さんの本の内容よりも、芸術的な面を前面に打ち出しているなど、折り紙の持つ潜在性を十分引き出しているなどはるかに進化していた。この30年間で折り紙の折り方は革命的に進化していると言っていいかもしれない。

 その様子を、テレビ画面からここに紹介しておきたい。

|

« 湯川秀樹の栄光と挫折の30年 | トップページ | 科学ジャーナリズム「草野球」論 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533942/61550818

この記事へのトラックバック一覧です: 芸術的にたたむ 先端技術を支える折り紙:

« 湯川秀樹の栄光と挫折の30年 | トップページ | 科学ジャーナリズム「草野球」論 »