« 月がとっても赤いから 皆既月食の注目点 | トップページ | 青春の残酷さ「悲しみよこんにちは」 »

シニア年金世代、四重苦の時代へ 

Imgp7341 (2015.04.08)  先日、月がとっても赤いからという皆既月食のブログを書いたら、久しぶりに

 のんきな太平楽を並べるな

とシニア年金世代の読者から、しかられた。物価上昇に見合わない、つまりそれより低い微増率となり、その結果、これからの年金の相対的な価値が今よりドンドン下がっていく。のに何をのんきなというわけらしい。

 ● 始まったマクロ経済スライド

 要するに、今流行の言葉で言えば、

 マクロ経済スライドによる年金増額の抑制(カット)

の話である。ブログ子も年金世代なので、もちろん無関心ではない。

 「マクロ」というのは、物価・賃金スライドだけではなく、保険料を納める現役世代の人口減スライド、高齢化人口の増加による高齢化率の増加スライドもマクロ的に勘案した抑制策のことである。

 実態を隠すうまいネーミングである。(以下のグラフはダブルクリックで拡大) 

Imgp7339

 ブログ子も、この問題には大きな関心を持っている。そのことを示すために、この問題について、先の参院予算委員会の質疑を紹介しておきたい(4月1日)。安倍首相や厚生大臣も出席した質疑で、共産党の小池晃同党政策委員長が、これまでの物価上昇と年金推移、あるいはこれからの物価上昇と年金推計について、マクロ経済スライド適用下でどうなるか、グラフを示し政府に

 これでは物価上昇、年金抑制、2年後の消費税再アップの三重苦

ではないかと糺していた。実は、この4月から、3年ごとの介護保険料(基準月額)の見直し(アップのこと。具体的には以下の注記)で、本当は四重苦なのだ。

 ● 2016年度から年金金額の据え置きへ

  マクロ経済スライド制度の実際や今後の推計はなかなか理解が難しい。が、このグラフは、政府も認めているように具体的でわかりやすい。

  ここに、そのクローズアップしたグラフを掲載して、苦言を呈した読者へのせめてもの敬意のしるしとしたい。

Imgp7352_2

   上のグラフでも、わかるが、2016年度からは、マクロ経済スライドに対する歯止めを外し本格的に適用される。その結果、賃金、物価が上昇しても年金の金額は据え置かれたままになる。微増率どころか、増加率ゼロの時代なのだ。こうなると、いわば確定給付型に近い制度になるらしい。

 ある民間試算によると、20年後には、年金の資産価値は現在に比べて3割ぐらい目減りするという。

 だからというわけでもないが、

 月がとっても赤いから

といったが、このグラフをみていると、

 月ごとの家計数字は今後ますます赤くなる

ということが、わかるだろう。

 ●注記 介護保険基準額のアップ

 ブログ子の暮らす浜松市では、平成27年度から3年間の基準月額はこれまでの5050円からアップして5200円。年間で150円×12=1800円アップ。

 詳しくは以下の通り。

04_10_0

 

|

« 月がとっても赤いから 皆既月食の注目点 | トップページ | 青春の残酷さ「悲しみよこんにちは」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533942/61409155

この記事へのトラックバック一覧です: シニア年金世代、四重苦の時代へ :

« 月がとっても赤いから 皆既月食の注目点 | トップページ | 青春の残酷さ「悲しみよこんにちは」 »