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酒場詩人、吉田類の〝脱藩〟放浪人生

(2015.01.30)  10年以上も続いているBS-TBSの人気番組、

 吉田類の酒場放浪記

の詩人、吉田さんが、同じ局のインタビュー番組、関口宏の「人生の詩」に先日出演していた。

 ほかとはちょっと変わっていて、吉田さんのふるさと、高知県の酒、船中八策(超激辛)を飲みながらの進行だった。持参したのだが、酒の肴のあぶりも持ち込んで自らの放浪人生を語っていた。

 ● 坂本龍馬と同郷

 早い話、その人生を一言で言えば、番組の最後に吉田さんが、太平洋を眺め桂浜(高知市)に立つ銅像、坂本竜馬を詠んだ

 懐手(ふところで) 龍馬は 夢を離さざる

ということになると思う。若くして高知を離れ、海外を放浪した自らの人生を、同郷の龍馬の脱藩の道に重ねたのであろう。ともに青雲の志があった。

 このことに気づいたのは、吉田さんの故郷が高知県仁淀川町だと聞いたときである。この町は、坂本龍馬が高知市から愛媛県に向かって脱藩するときに、おそらく通った道、つまり脱藩の道の途中にある。

 そんなこともあって、京都へ、そしてニューヨークへ、さらにオーストリアのウイーンと絵描きを夢見て遍歴が始まったらしい。ウイーンではシュールなアートに打ち込んだ。が、その後登山にも自信をつけたという。

 ● 食べながら飲む

 吉田さんの放浪記には、ほかの似た番組にはない、どこか知性が感じられるのは、こうした経歴が幸いしているのだとわかった。「類」ファンが多いというのもわかる気がする。

 ある週刊誌で、人生最高の10冊とは、と聞かれて、その一冊に

 太宰治の『人間失格』

を挙げていたのが印象に残っている。人間の心のあやうさを見事に描いているからだという。大衆酒場が好きな立ち飲み酒場詩人は、太宰レベルの知性派なのだ。

 そんな酒飲み上手のアドバイス。

 「酒だけ飲むのはダメ。それでは酒に飲まれてしまう。健康によくない。食事をしながら飲む。これが健康な酒飲み」

 酒好きのブログ子の最も印象に残った言葉だった。

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