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敗れたのは誰か 沖縄県知事選挙

(2014.11.19)  先日の沖縄県知事選挙は、ダブルスコアとまではいかなかったが、

 初挑戦の翁長雄志前那覇市長が、3選を目指した現職知事に圧勝

した。翁長氏は辺野古移設の断固反対派、現職知事は移設推進派。

 Imgp6307bstbs20141116 選挙翌日の各紙朝刊社説(11月17日付)は

 産経 = 政府は粛々と移設の前進を

 朝日 = 辺野古移設は白紙に戻せ

と意見が分かれた。

投票当日の週刊BS-TBS報道部( = 写真右 )でも、スペシャル番組のなかで辺野古移設をめぐって政府と沖縄が激突した( 政府から国家安全保障担当の礒崎陽輔首相補佐官(左端)、沖縄側からは前泊博盛沖縄国際大学教授が出席。森本敏前防衛大臣(中央)も)

 ● 尊厳回復に歴史的意義とは

 一方、地元紙、琉球新報の社説は、

 辺野古移設阻止を/ 尊厳回復に歴史的意義

と主張している。本土から差別されているという表現は避けてはいるものの、

 自己決定権がある

ということを強く打ち出していた。札束でその権利を封じようとする中央政府に対する沖縄県人の尊厳と誇りが、この大勝でようやく回復したという意味だろう。

 回復というのは、明治維新政府の本土編入決定の「琉球処分」以前に、あるいは主席公選制導入(1968年)の当時に、回復したということだと思う。

 こうした沖縄のこころ、いわば屈折した心情とはどのようなもので、どこから生じたものなのであろうか。

 このことを中心にいろいろ翌日17日付の記事を読んだ中で、もっとも正鵠を射たと思ったのは、

 敗れたのは誰なのか

という論説だった(下欄 = 2014年11月17日付「朝日」1面、松川敦志沖縄総局長)。

 とても鋭い論説であるので、あえて全文が読める形で、以下に引用掲載したい。

 ● 沖縄のこころ、本土の心

 「敗れたのは、私たちの政府、そして本土が、敗れたのである。」

と結んでいる。これを読んだとき、ブログ子は、

 沖縄のこころ、本土の心

のずれの大きさに、もっと言えば本土日本人の差別意識の根深さに、あらためて驚いたことを正直にここに書いておきたい。

 今回の知事選挙は、単に辺野古移設に賛成か反対かの選挙ではなかった。それは

 沖縄のこころと、本土日本の心

のズレを、埋めがたいほどに浮き彫りにした選挙だったと思う。

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