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もう一つのノーベル物理学賞

Imgp6010346 (2014.10.13)  今年のノーベル物理学賞は、身近にその技術が生かされている青色発光ダイオードの業績で日本人3人が受賞した。

 そのうちの一人、天野浩さんは、浜松市出身ということで、ブログ子の暮らす浜松市では大いに話題になっている。光技術の浜松というキャッチフレーズにふさわしい受賞であることから、浜松市の市庁舎にも祝福の垂れ幕が垂れ下がっていた。

 Imgp5805 ブログ子は浜松市の佐鳴湖のほとりの高台に暮らしている。のだが、なんと、その町内、しかも同じ丁目に天野さんの母親が住んでいるりっぱな実家があり、あちこちで話題になっている(写真上)。

 その話題の中心は、町内にある出身の広沢小学校、あるいは蜆塚中学校、あるいは地域の出身県立浜松西高校に在籍していたときの様子が中心。

 もう一つの話題は、最近、名古屋大学の受賞者が目白押しなこと。今回の2人のほかに、2008年受賞の物理学賞2人(益川敏英さん、小林誠さん。素粒子論)、2001年の化学賞を受賞した野依良治さんなどだ。

 ● イグ・ノーベル物理学賞も名古屋出身

 おまけにといっては、失礼なのだが、米ハーバード大で毎年9月に授賞式が行なわれる

 イグ・ノーベル物理学賞

の今年の受賞者も名古屋市出身の馬渕清資さん(北里大教授)。人工関節の研究者なのだが、その研究の必要性から生まれたユーモアのあるユニークな受賞研究は

 バナナを踏むとなぜよく滑るのか

というもの。

  Imgp5807_2 患者の痛みの改善につなげるために、バナナの滑る原因を追究した。そして、バナナが滑りやすいのも、関節を滑らかにするのも同じ仕組みであり、粘液の働きによることがわかった。バナナの皮の内側には粘液の入った粒が沢山ある。踏むとつぶれ、中から粘液が出てくるというわけだ(10月7日付中日新聞「この人」欄)。

 この欄によると、馬淵さんは

 「粘液は遺伝子にしか作れない。生命の本質に関わる問題」

と熱く語ったという。

 ひざ関節痛に悩むブログ子だが、感謝したい成果だと思った。

 LED研究といい、バナナの研究といい、そのユニークさがうれしい

 ● 補遺 科学技術の文化的価値 2014年11月10日記

 件の馬渕教授は、Eテレの

 視点・論点

で「科学技術と文化」というテーマで10分ほど話していた(2014年11月10日)。回りくどいなど、やや意味のとりにくい話だったが、要するに

 科学技術の文化的価値とは何か

ということだったと思う。文化の最たる音楽などからもわかるが、

 それはおもしろさだ

ということだった。この意味では、

 「研究のための研究には(文化的)価値がない」

と話していたのが印象に残った。バナナの摩擦を面白がって研究し、そこから成果を引き出した馬渕さんは、きっと

 役に立つ「おもしろさ」、それが好奇心を刺激する科学だ

といいたかったのだろう。

 ただ、そんな話を、にこりともせず、ある意味、仏頂面で話していたのには閉口した。ユーモアたっぷりに笑いながら語ってくれていたならば、文化的な主張にもっと説得力を持たせることができただろう。 

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コメント

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投稿: ugg boots clearance | 2014年11月 6日 (木) 21時06分

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