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浜松市は、なぜ健康寿命日本一なのか

(2014.08.11)  浜松市が毎月発行している広報誌に「広報 はままつ」というのがある。その8月号(2014年)の「市長コラム」欄に

 Imgp4860_1 大反響、浜松市は健康寿命日本一!

というのが、掲載されている( 写真 = ダブルクリックで拡大可)。浜松は、なぜ健康寿命が日本一なのか、ということを首長の立場から分析したのがおもしろい。

 元データは、厚生労働省が20の政令指定都市について、市民平均で何歳まで人の手を借りないで自立して日常生活ができるか、ということを調べた結果。

 すると、浜松市は、男性は73.0歳、女性は75.9歳。これは、政令市で男性最下位の大阪市(68.2歳)、女性最下位の堺市(71.9歳)に比べて、男女いずれも約4歳も長い。

 人口の多い大都市の市民平均でこれだけの差があるというのは、明らかに統計的には有意な差であり、違いにはきちんとした原因があるはずだ。

 その原因だが、市長のコラムの分析で面白いのは、

 浜松はストレスを感じることの少ない、住みやすい街だということと、(横の連携など)医療体制がしっかりしていること

としている点。市長は、特に「これだ」と特定できませんが、と断りながらも、日本一の一番の要因として「浜松は何となく住みやすい、ストレスを感じることの少ない街なのではないでしようか」と医療体制の充実とともに、行政力のしからしむるところと結論付けている。

 ところで、医療体制うんぬんは別にして、あちこち全国で暮らしてきたブログ子の日本一の原因分析について、やや客観的なデータをもとに私見を述べてみたい。

 市長の言う「ストレスを感じることの少ない、住みやすい街」の原因とは具体的に何か、ということである。

 もともと、静岡県は県別の健康寿命が男女とも、全国で1、2位を争う健康寿命県だが、結論を先に述べると、浜松市には浜名湖とそれとつながる汽水の佐鳴湖が存在する点である。

 Imgp4859 20の政令市うち、広々とした開放感のある海のないのは、京都市とさいたま市だけである。あとはみな海をかかえている。このことは人々の暮らしで生じるストレスの解消には都合がいい。

 ところが、湖というもう一つの開放、あるいは解放空間が大都市近郊にあるのは、政令市では浜松市だけである。しかも、大きな浜名湖と、比較的に小さい佐鳴湖とは、新・新川でつながっていて、いずれも憩いの場になっている。

 事実、福井県出身ブログ子は、京都、大阪、金沢、静岡、浜松と転居暮らしをしてきたが、湖には恵まれなかった。そこで定年後は、小さい湖のほとりの高台に暮らしたいと浜松市佐鳴台に引越ししてきたぐらいだ。引っ越してきて1年、病院通いなどで長年付き合ってきたうつ病から完全に解放されたという実感がある。

 大都市なのに、性質の違う、また季節感のある大小の湖をかかえ、その上、遠州灘という明るい海まで近くにある。これこそ、健康寿命日本一の原因でなくて、何であろう。

 とすれば、健康寿命日本一を継続し、誇りとするには、行政手腕もさることながら、ラムサール運動なども含めて、湖沼を大切にする、誇りにする県民運動を盛り上げるのが、

 健康浜松日本一

のポイントであり、王道であると思う。

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