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サッカーW杯、日本の〝ガラパゴス〟報道

(2014.07.21)  サッカーW杯もドイツの優勝で幕を閉じたが、ブログ子は、日本のマスコミ界の度外れた、冷静さを欠いた日本代表応援騒ぎにうんざりした。

 日本サッカーファンのレベルの低さのなせる業なのだろうが、痛烈なマスコミ批判のコラムが目についた。決勝戦直前の7月13日付中日新聞に載った「世談」欄の

 脱ガラパゴス

という秀逸コラムである。書いたのは中日新聞経済部長というのだから、びっくりした。

 日本代表の出場する1次リーグのばかげたハチャメチャ解説が終わり、日本代表の出場のない決勝トーナメントが始まったら、途端にサッカーが面白くなったと皮肉っている。真剣勝負の熱き戦いが日本抜きで冷静に見られたからである。

 日本の報道は、世界基準からかけ離れた、いわば経済用語でいうガラパゴス化があったと痛烈に批判している。いかにも経済部長らしい的を射た指摘であり、感心した。

 日本代表が早々と負けてくれたからこそ、サッカーががぜん面白く、そのすごさも堪能できたというのだから、厳しい指摘である。

 こういうのが、コラムというのだろう。 

● 補遺 スペイン型パスサッカーの追求

 決勝戦の終わったあとのコラム、

 4年後、ロシアに行こう

という産経新聞2014年7月28日付の「視線」欄も面白かった。ライターは大阪編集長、井口文彦氏。なかなかのサッカー通なのが内容からわかる。

 ただ、内容に比べ、このコラムタイトルはあまりにも凡庸である。

 要するに、内容を要約すると

 あくまでも日本は、技術で小が大を倒すスペイン型パスサッカーを追求し、ロシアに行こう

というものである。W杯の勝ち負けは「力か、技か」であり、体力の劣る日本人のの場合、攻撃力においては、結局のところパスサッカーが向いている、というかそれにならざるを得ないというわけだ。

 コラムでは、言及してはいなかったが、スペインが今回、1次リーグで敗退したからといって、日本はこの点を忘れてはならないとクギを刺したかったのだろう。

 このことを、コラムは専門的に解説して見せていた。

 だから、コラムのタイトルは

 スペイン型サッカーの追求を

というのが正解だろう。

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