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科学・技術を見直す「ダークツーリズム」

(2014.07.12)  「光」を観ると書いて、観光と書く。この伝で言えば、

 「影」を観る

というのは、どういうのだろう。そんなことを、一度もブログ子は考えたことはなかった。

 ● 「影」を観にいく

 先日、富士ゼロックスの季刊誌

 「グラフィケーション」(2014年7月号)

というのを、見ていたら、観光学者の井出明さんがインタビュー記事で

 戦争、災害、事故など近代の悲しみの跡を訪ね、受け継ぐ旅

が、ダークツーリズムであると語っていた。近代の科学・技術を見つめ直す旅でもあるわけだ。

 そういえば、ブログ子も、この春、旅行会社企画の福島県富岡町のJR富岡駅など津波や原発事故による放射能の傷跡を見て回るツアーに参加した。

 これなども

 原発事故ダークツアー

なのだろう。ただ、ブログ子は企画に参加して、地域の負の歴史を目の前にして、あるいは体感して、どんな意味があるのだろうと、帰りのバスの中で考えあぐねた。なかなか納得いく答えが出せなかった。

 ● わが事として何度でも

 しかし、このインタビューを読んで、

 近代の科学・技術を見つめ直す旅である

ことに気づいた。単に悲惨な状況を覗き見する、人の不幸を見に行くというのとは、ダークツアーは違う。実感を持って、人の悲しみを自分のこととして受け継ぐ行為なのだ。

 だから、他人のうらやましい環境や状況について物見に行く観光のように1回行けばいいというものではない。自分のこととして受け入れるのだから、何度でも同じところに出かけ、考えるということが大事であるということがわかった。

 ここに観光とダークツアーの違いがある。  

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