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デモの中から街を見る             -再稼動反対の3・9浜松集会

Imgp3157_1 (2014.03.10)  原発事故から3年ということで、全国行動集会が各地で開かれている。浜松市でも、さまざまな団体が協力してJR浜松駅広場で日曜日の午後行なわれた。日本一危険といわれている浜岡原発(御前崎市)再稼動に強く反対する集会である。

 発言者のなかには、原発さえやめてくれれば、事業者の中部電力をむしろ応援しますとユーモラスに訴える遠隔地からの参加者もいた。

 集会後は繁華街を通る抗議デモも行なわれ、ブログ子も参加した。デモといえば労働者が主体であり、真っ赤な旗を押し立てての行動のように思いがちだ。が、子どもやお母さんたち、ブログ子のようなシニア世代がほとんどだった。若者がほとんど参加していないのが、団塊世代にとってはさびしい気持ちだった。

 デモ行動中にも、参加のお母さんたちが、若者たちに参加を呼びかけたりもしていた。しかし、まちなかでアイスクリームを食べながらデモを見ているだけで、反応は鈍かった。

 対照的に、「負の遺産を未来に残さない」と背中に墨で書いたシニア世代もいた。真剣なまなざしで中部電力浜松営業所までの長い道のりを声を上げて市民に訴えていた。

 Imgp3184_1 デモの旗には

 浜岡原発を今、廃炉に。

 明るい未来 さようなら原発。

 とり返しがつくうちに決断しよう。原発廃棄。

 左の写真のように、手づくりのカラフルな表示で

 浜岡原発NO! 金曜行動

を静かに呼びかけてもいた。

 地元大企業の職場からの参加者の背中には

 浜岡原発再稼動を絶対許すな

と書かれている。自然エネルギーへの転換を訴える旗も快晴の空に掲げられていた。

 Imgp3190_1 そうした訴えに耳を貸さないかのように、中部電力浜松営業所の玄関や窓はデモが通り過ぎるまで閉じられたまま。これが今の電力業界の意志を表しているようだ( 写真右 )。

 南海トラフ巨大地震では浜岡原発は強い揺れと津波に同時に襲われるだろう。そのとき、東北震災のように、緊急原子炉停止(スクラム)が成功するとは限らない。おそらく失敗するだろう。

 失敗し原子炉内で核暴走となれば、静岡県は避難騒ぎどころではなく、破滅だ。たとえ避難が始まっても、30キロ圏の避難区域人口約100万人の移動は、秩序だった「段階的な避難」とはおよそかけ離れ、大混乱となることは必至だろう。

 そうならないために、とりかえしのつく今こそ、大事なときであるとデモから街を眺めながら感じた。  

 デモが通り過ぎた後、警察官も引き上げた中電浜岡営業所は何事もなかったかのように静まり返っていた。

 ( 写真下=集会光景。写真はいずれも、ダブルクリックで拡大できる )

 Imgp3177_1_2  

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