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J.モノー『偶然と必然』を読む  読書ノート

(2014.03.02)   最近は、大学生時代に読んだが、当時あまりよく理解できなかった気になる本を読み返している。定年でひまができたので、こんなことができるようになった。

 Imgp2457_2 書庫ならぬ倉庫から、少し古ぼけた

 『偶然と必然』(J.モノー)

  『人間機械論』(N.ウィーナー)

  『現代物理学の思想』(W.ハイゼンベルク)

 『二つの文化と科学革命』(C.P.スノー)

を取り出し、書き込みや線が引かれたところを中心に、この数日をかけて読み返してみた。

 いずれも、みすず書房の本で、買った時にはかなり高い本だった気がする。いずれも本文中には写真が一枚もない。活字ばかりの本なのによく買ったものだと、まず感心した。

 当時はまだ若く、勉学することに憧れ、情熱を持っていたからだろう。岩波新書のようなお手軽本ではないこんな硬い本を読んでいたのだ。

 ● ライフワークを書く

 そう考えると、最近読む本は、カラフルな雑本のようなもの、目先のハウツウものが多いことに気づいた。理系の本でも、問題の根底を問いかけるような読むべき本を読まなくなったことが如実にわかった。面白い本だけを読んでいるのだ。

 定年で自由の身になったのに、果たしてそれでいいのかという忸怩たる思いがする。文系で言えば、

 613scmyw7ol__sl500_aa300__2 漱石文学全集全11巻や源氏物語全10巻をじっくり時間をかけて読み、味わうのが、余裕のある定年後の本当の読書ではないのかという反省である。

  上記の本は、いずれもその道の大家の到達点に立ち、得た本質的なものを、広い視野から一般に書き下ろしたものである。いわば大家のライフワークなのだ。

  とりわけ、ハイゼンベルクの本は1960年代の後半、同氏の来日講演があったことから、熱心に何度も読んだなつかしい記憶がある。

 ブログ子自身、そろそろライフワークに取り掛からなければならないという気持ち、あるいはそんなまとめの本を書きたいという気持ちにさせられた。

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