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少子高齢のなかの自治会の役割とは

(2014.01.20)  ブログ子自身が高齢者になったせいだろうか、あるいは集合住宅に暮らしているからだろうか、

 Imgp2684_1 少子高齢のなかでの自治会の役割とは何か

ということを時々、そして具体的に考えることがある。

 そんななか、先日、こじんまりとした会合で、近くのベテラン自治会長、高橋邦武氏を招いて、先進事例など、あるいは失敗、成功を含めた現状の問題点について意見を交換する機会があり、参加した( 写真上= 浜松市・佐鳴台協働センター )。高橋さん(写真下)は地区の自治会を束ねる連合会会長も長くつとめているだけあって、人望もあり経験も豊富で、話が具体的で面白かった。

 ● 近所同士のつながりを密にする

 今の自治会の求められる役割について、いろいろ議論は出たが、結論を先に言えば、

 行政や公民館では、なかなか人手が足りず、手に負えない小回りのきく居場所、つまり、となり近所の人同士のつながりづくり

ということに尽きる。

 わかりやすく言えば、見守りなどゆるやかなネットワークをつくり、安心して死んでいける近隣社会をどういうようにつくっていくのか

ということだろう。

 それには、自治会の運営は、強制ではなく、多少のことは大目にみる寛容性が大事であるらしい。規則やルールで強要するのは一見うまくいくように思いがちだが、自発性が損なわれ、かえって人間関係がぎすぎすしたものになり、運営がうまくいかないとう。

 いい意味のルーズさ、あいまいさだが、ただ、自治会会費などの会計管理だけはきちんとしないと、過去の多くの事例が如実に示しているように、自治会自体が腐敗する。これだけは、行政にとっても気がかりなところだろう。

 この点から言うと、なかなか現実は厳しいが、やりたい人よりやらせたい人が自治会のトップに着くのが理想だろう。

 そんななか、運営をうまくするには、運営はオープン主義に徹することが大事だ。何か秘密があるのではないか、というような状況では、根拠薄弱な不信感だけが増幅されたり、一人歩きしたりして、結局、運営がうまくいかない。

 高橋さんによると、新しい企画や行動については、まず、少人数、小グループから無理なく、楽しく始め、問題点を解決しながら、少しずつ広めていくのがコツらしい。有言実行、不言実行、率先垂範いずれもいいのだが、大多数を占める

 不言不実行の横着者

はどこでも、困り者らしい。

 ● 「選択縁」を大事に

 具体的に言うと、

 小グループでのお花見会/夏祭り・花火鑑賞会/ご近所夕涼み会・ご近所忘年会。公民館などでは、ウォーキング会、歴史探訪会などの例

がある。

 自治会などでできるもう少しあらたまった定期的な会合としては

 自主的なシネマカフェ開催とか、講師を招いての時事学習会、地域の特性に合ったボランティア活動

なども、近所の人と人のつながり、きずなを深めるのに役立つ。そして、それがイザというときの助け合い、支えあいに役立つだろう。

 こういう「縁」づくりのことを、血縁、地縁、社縁に対して、選択縁と社会学では呼ばれている。新しい考え方である。

 ● 「報連相」など倫理観もって活動を

 選択縁にしろ、地縁にしろ、これらの活動には、それぞれの住民の意識というか、倫理観がある程度成熟していないとうまくいかないようだ。きちんと議論する、決まったことは実行する。約束は守る。

 わかりやすく一言で言えば、会社同様、自治会も組織活動である以上、報告・連絡・相談、つまり

 Imgp2685_1_2 「報連相」を徹底する

という倫理観である。

 講師の高橋さんによると、こうした倫理観のある行政と地域の公民館の協力関係の先進事例としては、そして国内トップクラスの事例としては、市税の1%程度を自治会活動に支出しているという東京都三鷹市があるようだ。

 が、わが街、わが地区では、とてもそこまではいっていない。

 無理をせず、中心となるべき自治会のトップが、そこそこの倫理観をもって、先ほどいったような少人数、小グループ活動を積極的に支援する場や機会を多く提供する。そこから信頼感を獲得し、活動の幅を少しずつ広げていく。これが今の自治会の求められる姿であろう。

 ブログ子は、講師の示唆に富む話を聞いて、そんな印象を強く持った。

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