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木曽町版「見上げてごらん夜の星を」

(2014.01.25) NHKが各県ごとに地域発ドラマをつくっているというのは知っていた。先日、本当に偶然だが、

 「木曽オリオン」(和久井映見さん主演)

というのを、BSプレミアムでみた。訪れたこともあり、ブログ子にとっても懐かしい東大木曽観測所が舞台。主婦役の和久井さんが、ふとしたことが縁で、御嶽山の山中に隠れるように立てられている木曽観測所のまかないおばさんとして短期間勤務するというコメディタッチのストーリー。

 そこには、普段気にも留めていなかった小さな幸せがあることに気づく。たとえば、そこで大の大人が夜を徹して捜し求めている超新星の観測など、今の生活には何の役にも立たない。のだが、好奇心のある人間だけが味わうことのできる感動があった。

 物語自身はそれだけなのだが、木曽の美しい星空を見上げるたびに、少しずつ同じ感動をまかないのおばさんも持つようになる。主婦の仕事には何の役にも立たないことと知りながら。何にもない町と思っていたのに、そこには、小さな幸せがあった。

 実は、ブログ子も研究者の卵時代、というから1970年代に岡山県鴨方町の北にある当時日本最大の大きさを誇った

 岡山天体物理観測所(竹林寺山、国立天文台)

に年数回、研究のため毎年のように通っていた。このテレビドラマを見て、つくづく、もう一度、あの時代に戻れたらどんなに幸せだろうと思ったりもした。

 しかし、これは何も天文学や星の世界だけではない。

 忙しい日常生活にあっても、見逃しがちな

 小さな幸せ

は、その気になればいくらでも見つけることができる。ただ、見落としているだけだろう。

 そんなことに気づかせてくれた和久井さんの演技だった。

 ( 写真下=赤外線で見た夜の天の川 撮影者、出典ともに不明。 )

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