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人類進化の旅路を歩く 出「エデン」計画

(2013.12.09)  先日のニュースで「人類最古のDNA解読に成功」と英科学誌「ネイチャー」が伝えていた。スペイン北部で発見された40万年も前の人骨らしい。

 ホモサピエンスであるのは間違いないようだが、これはどうもわれわれ現生人類の祖先ではない。たもとを分かったあと、その後の進化の過程で絶滅した種であろう。

 ● 米ジャーナリストの壮大な取材

 それでは、ホモサピエンスとして唯一生き残っている今の(現生)人類は、どんな進化の旅路をたどったのであろうか。

 前回のこの欄では、火星移住計画という破天荒な民間計画を取り上げた。この計画とほぼ同じ時期に、

 人類が東アフリカを出て6万年かけて今日までに地球上を移動した旅路3万キロを歩く

という壮大なプロジェクトがある。

 米ピュリツァー受賞のジャーナリスト、P.サロぺック氏の取材旅行計画で、同氏はエチオピアの人類発祥の地、アファール低地をカメラマンを伴い、またラクダを引き連れてすでにスタートした。これから6年をかけてアジア大陸から北のベーリング海を渡り、南米南端まで歩くという。南端到着は予定で2019年。

 その計画の一部を

 「ナショナルジオグラフィック」誌2013年12月号

が特集している( 写真 )。発掘調査などで現生人類は20万年前には東アフリカにいたことが分かっている。なのに、出アフリカは6万年前。

 なぜこの間、もっと気候のいいはずの北に向わなかったのか。高校の世界史を習って以来、不思議に思っていた。

 この記事によると、当時はまわりを大乾燥地帯に囲まれていて、砂漠をこえることはできなかった。水がなく、砂漠の向こうにはたどり着けなかった。それが気候の大変動で、ようやく乾燥地帯がなくなり、雨季もあるようになる。それに伴い人類のはるかなる旅路が始まった。

 人類の進化の旅路は地球の気候変動とも深く関連し、ダイナミックなものであるようだ。温暖化などなくても、長期的にみると気候は大きく変動することがうかがえる。

 火星移住とは違って、こちらの計画は遅くとも東京オリンピック開催の年までには、ほぼ実現するであろう。

 3万キロの取材で、何か見えてくるのか。

 取材結果の出版計画もあるそうだから、ぜひ、

 ジオ(地球)スペース・ファンタジー

を読んでみたい。

 きっと人類進化史に、個々の発掘だけではわからなかった新たな発見をもたらすであろう。

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