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驚きの「火星移住」応募、なんと20万人

Imgp2055_2 (2013.12.09)  浜松市出身のジャズボーカリスト、鈴木重子さんが10数年前に主演した映画に、

 「火星のわが家」(大嶋拓監督/脚本、2000)

というのがある。火星の土地を分譲する仕事にかかわっている家庭の話。なのだが、土地分譲ではなく、現実に移住希望者を募集したら、世界140カ国から

 20万人もの応募者

が殺到したというニュースにはびっくりした(写真= 週刊誌「アエラ」12月2日号)。

 移住だから、片道切符であるのに、日本からも400人近くが応募したというから、すごい。オランダの実業家が代表をつとめるNPO法人「マーズワン」が募集したらしい。

 最初の移住船打ち上げは9年後の2022年夏というから、信じられない早さである。半年以上の飛行で、今から10年後に火星に到着という計画だという。

 たとえ飛行技術があったとしても、少なくとも6000億円にものぼる資金の調達については、大半をテレビ放映権料で賄おうという算段らしい。

 空気が極端に薄い火星表面の年間平均気温は氷点下30℃以下。

 それを聞いただけで、雪国育ちのブログ子ではあるが、行きたいとは思わない。

 それに月に基地を建設し、そこから火星に向かうという米NASA計画でも、有人火星飛行の実現は、早くても2030年代。

 いくらこのブログのテーマが常識を疑おうというものであっても、また、この欄が地球外生命を語る日本ローエル協会のブログであって火星移住を応援したい気持ちであっても、約束どおりに実現するとは、常識外れで考えても、とうてい思えない。

 ● 代表の実業家の過去は ?

 マーズワンの真の狙い、実業家である代表の腹づもりは奈辺にあるのか。その仕掛けがわかるのには、もう少し時間がかかるような気がする。

 たとえば、応募料1万円だとしても、20万人で単純計算20億円が一度に手に入る。火星移住にはむかないとして応募者全員を振り落とせば、丸儲けという寸法である。一気に落とすのはマズイというのなら、あれこれ理由をつけて段階的に振るいにかけるようによそおえばいい。

 2nasa だが、これほど国際的な公募となると、こうした単純な詐欺商法とは、考えにくい。では、何か。

 困難な実現までのプロセスを楽しもうという知的な魂胆、あるいはチャレンジ精神旺盛な意気込みなのかもしれない。

 ともかく真意をつかむ鍵は、代表をつとめる実業家の実業家としての過去にあるのではないか。

 それにしても、未知へのあくなき好奇心というべきか、人間という生き物は、まことに不思議、奇想天外な存在であることだけは間違いない。

 ● あのP.ローエルなら応募も

 なに ? ブログ子は応募したかっ て ? そりぁ、火星には行きたいけれど、ゴーグルをかけてのバーチャルな火星探検で我慢しておきたい。だって、火星には酒場がないっていうんだもん。

  でも、100年以上も前に火星人説をとなえた米大富豪で、天文家だったP.ローエルなら、万難を排しても応募しただろう。

    ( 写真下= 米NASA提供 )

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