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小泉元首相、曰く「百考不如一行」 

(2013.11.25)  先日、夜のNHKニュース番組を見ていたら、「原発即ゼロ」をぶち上げている小泉純一郎元首相が

 百考不如一行

というのを黒々と墨で大きくしたためていたのを見た( 注記 )。どうやら、読み方は、百聞は一見に如かずにならって

 百考は一行に如かず

と読むらしい。物事の真の理解には、あれこれ理屈をつけて百回考えるよりも、思い切って一度実行してみるのが一番であり、説得力もあるという意味らしい。やれば必ず道は開けるということをこの言葉に元首相は込めた。つまり、即原発ゼロはできる。

 そこまで言わないとしても、ドイツのメルケル政権は原発事故直後に早々と決めたのだから、安倍晋三首相も脱原発に早く第一歩を踏み出せということだろう。

 ところでも、あまり知られていないが、仮に、

 今政府が即原発ゼロ宣言を発表したら、どういうことが起きるのか

ということだ。

 当然だが、各電力会社が資産として持っている原発、計50基すべてを国が買い上げるということを意味する。社会主義体制ではないのだから、そのための法整備をしたとしても、原発を何の補償もなく資産を電力会社から取り上げることはできない。しかも、この先その原発が生むであろう利益についても補償しなければならない。放置もできない。電力会社から政府に損害賠償請求の訴訟が起きるからだ。

 その補償たるや莫大なものになる。

 しかも、買い取った原発については、政府は即原発ゼロを宣言した以上、自ら稼働させるわけにはいかない。原発は資産ではなく、不良債権なのである。

 ブログ子は、即原発ゼロに賛成だが、事をスムーズに運ぶには、廃炉作業も含めた脱原発基本法とも言うべき法的な枠組みづくりの検討を急ぐ必要があろう。

 今のような脱原発を前提にした案に対し、再稼働を前提にした案としては、

 自民党内でも、たとえば、山本拓(党資源・エネルギー戦略調査会長)によると、9電力会社から買い取ったすべての原発を

 原発専門会社

が運転するものも出てきている。

  ● 注記 小泉講演 2013年11月27日記

 この揮毫については、正確には、11月12日に行なわれた日本記者クラブでの講演のときだった。墨で黒々と大きくしたためられており、書道の心得があるのか、なかなかの達筆である。

 どんな講演をしたのかについては、この講演直後に発売された「アエラ」11月25日号の

 小泉がのみ込む自民党

という記事に全文が掲載されている。講演後の質疑で、「原発ゼロ」の時期は、という記者からの質問に対し、小泉元首相は「即ゼロがいい」と答えている。

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