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主体性の進化論 細胞こそ生殖の主役

(2013.11.24)  先日11月15日付のこのブログで、

 主体性の進化論の多重フィードバック仮説

について、書いた( http://lowell.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/--1dcf.html )。

 要するに、Imgp2048_1_1 

 ゲノムだけでは、次の世代の体制、つまり、体の内部構造のすべて、つまり細部までは決らない

と書いた。具体的には遺伝子の働き、遺伝子以外の調整配列の働き、そしてDNAをしまい込んでいる生殖細胞内の多重フィードバック機構の働きの3つで決まるとした。

 ところが、これを読んだある生物学者から、同じようなことを、分子生物学者の団まりなさん(元大阪市立大学教授、分子細胞学)もかつて唱えていると知らせてくれた。

 後日、新聞の切抜きコピーまで郵送してくれた( 写真= 2005年3月6日付朝日新聞「読書」欄「著者に会いたい」コーナーの<細胞こそ生と生殖の主役>コピー )。

 この記事を読んで、ブログ子は、非常に興味を持った(写真をダブルクリックすれば拡大される)。

 しかし、写真では読み取りにくいと思うので、以下にポイントを抜き書きする。

 「DNAは自己複製分子だと誤解されていますが、(遺伝)情報が記録されている部品で、(細胞内の)周りに多くのたんぱく質がなければ複製できません」

としたうえで、

 「進化は、DNAが何かのエラーで壊れること、つまり突然変異を待ち受けていたのでは、激変する環境を生き抜けない。もっと楽に生きたいという生物の内なる力が増してきて、何らかのきっかけで違う階層へと変化するのではないか。またその能力を細胞は持っています」

と述べている。

  この「もっと楽に生きたいという生物の内なる力」というのが、ブログ子の仮説でいう個体の主体性であり、「何らかのきっかけで」というのが、(生殖細胞内の)多重フィードバックではないか。

 このコーナーでは、団さんの著書

 『性のお話をしましょう』(哲学書房、2005年)

が紹介されており、このなかで団さんのこの進化の考え方が詳しく書かれているという。

 早速読んで、近々、この欄で紹介してみたい。

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