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再考 できるか太陽系脱出

Imgp1330 (2013.10.12)  先日、この欄で、中性子星が太陽系に近づくという太陽系の未来について書いた。

 近づいてくると、X線などの放射線とともに、太陽系内の惑星、とくに小惑星の軌道が乱れて、地球上にその破片などが大量に降り注いでくる。だから、生き残るには太陽系を脱出する必要があると書いた。地球の破滅である。

 これを読んだ、ある若い天文ファンから、そんなことは、何も中性子星の接近を考えなくても、現に

 地球の遠い過去というか、太陽系誕生時

にも太陽系自身のなかで起きたと指摘された。

 誕生した木星や土星の巨大惑星の重力の変動で軌道を乱され、小さな小惑星が太陽系全体に降り注ぐ。地球にも月にも隕石となって次々と衝突したらしい。その時の様子が大気のない月にクレーターとして風化することなく今も残っているというわけだ。その大変動の結果、今のような太陽系の安定軌道に落ち着いたらしい。初めからそうではなかった。

 その様子を絵にしている最近のビジュアル雑誌まで送っていただいた。

 それが、写真である( 「ナショナルジオグラフィック」日本版2013年7月号) )。

 この再現された様子を眺めながら、あらためて、現在の太陽系が安定していることに感謝する気持ちになった。だからこそ、生き物は進化ができたのだろう。

 Imgp1331

 しかし、それは一時期のことであり、永遠に不滅なもの、安定したものはない。諸行無常、すべてのものは常ならずというのは、天文学にも当てはまることを悟った。

 となると、かつて考えられたように、この宇宙そのものも永遠に安定して存在すると考えるのは間違いだろう。物理法則だって、永遠に正しいというわけにはいくまい。どういう形かはわからないが、いつかはこの世も〝終焉〟を迎える。

 生々流転とはよく言ったものだ。

 この読者に感謝。

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