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ヘルニアは「腰痛」の主な原因か

Image1720_2 (2013.07.03)  2足歩行をはじめた、いわば 

 人類の進化病

といっても過言ではない腰痛。日本人の大人、約2800万人も悩んでいるらしい。たいていのひとは、腰椎にある5つの椎間板がヘルニアになったので痛む。避けられない、いわば老化病だと思っている。

  ブログ子も腰痛で悩んでいる一人であり、腰痛は、ひどくなると整形外科手術をしないと完治はしないだろうとあきらめている。

 しかし、この常識、本当にそうなのだろうか。

 先日、大きな本屋さんの最新刊コーナーで立ち読みしていたら、

 『腰痛をこころで治す』(PHPサイエンスワールド新書、2013年7月)

というのが目が留まり、びっくりした(写真上=浜松市内の書店で)。

 腰巻には、腰痛の85%は、原因不明であり、それらは心療整形外科で治るかもしれないという。心療というのは、簡単に言えば、精神科である。

 この本の著者、谷川浩隆氏は、ベテランの整形外科医。新著によると

 レントゲン撮影では腰椎の椎間板のいずれにも異状はみあたらないのに、腰痛で手術をしたという〝患者〟がいるらしい。逆に、明らかにヘルニアなのに、痛みがほとんどなく、手術などとんでもないという〝健康な人〟もいるそうだ。

 こうなると、極端なヘルニアの場合はともかく、腰痛については痛みを受け取る側の脳に過敏症などの問題があるのではないかと疑いたくなる。わかりやすく言うと、神経過敏な人には腰痛患者が多い。

 ● クローズアップ現代でも取り上げられて

 この問題については、先日のクローズアップ現代(NHK)という番組でも取り上げられていた(写真下=2013年7月2日夜)。

 Dsc0191320130702 腰痛に悩む人の85%は、その原因が特定できていないというのだ。残りの15%についてはヘルニアなどと原因が特定されている。

 だから、腰痛の大部分は、不安やストレスによって痛みを増幅している可能性があることが、出演した専門医によって指摘されていた。

 こうなってくると、腰痛の治療として、抗うつ剤を飲むということもないではないことになる。腰痛は精神科で治療するというわけだ。

 腰痛はこころの病気

というわけだ。だから、件の新著には、

 心療整形外科のすすめ

というサブタイトルが付いていた。

 そこまで極端ではないにしても、現在の医療現場では腰痛治療では、精神科医も加わっているらしい。医療の発達したアメリカではこうした精神科医も参加する取り組みが盛んになっていて、一定の効果を上げているという。

  もうひとつ、腰痛の常識を疑う必要のあることがある。

 それは、腰痛がひどいときには、無理をせず、体を動かさずに安静にしているのがいいというのは、本当かという点。

 腰痛治療では、だからといって、いつも一定の姿勢を保っているのはよくない。適当な運動が腰痛治療の要諦らしい。

 ● こころは万病の元?

 それにしても昔から病は「気」からというが、本当にそうなのかもしれない。

 こうなってくると、こころは万病の元ということになりかねない。厄介な時代になったものだ。

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