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色彩のある原発震災俳句

Image180620130729_2 (2013.07.27)  最近、

 うまい !

とブログ子が感心したり、思ったりしたマスメディアに載った名言や、心に響く身近な一言というがある。

 ひとつは、7月29日号の「アエラ」。

 今週の1行、キャッチコピーというので、アベノミクスを、圧勝した参院選の結果にからませて、

 安倍のみ、クスッ。

 見事である。何の説明も要らない。念のために写真を掲げておけば、こんな状況なのであろう(7月22日付中日新聞1面)。

 ● 猛暑なのに寒すぎる 

 もうひとつは、愛読している最近の「週刊新潮」。

 渡辺淳一さんのコラム「あとの祭り」で、そのタイトルは

 猛暑なのに寒すぎる。

 猛暑を皮肉ったというよりも、クーラーがききすぎて、老人の体温調整が追いつかないという話。わが身にしみる。過ぎたるは及ばざるが如し。いや、如しどころか、それ以上に悪いというわけだ。

 ● 終の住処か このビルは

 最後は、マスメディアではないが、ブログ子が身近で聞いたしみじみとした話。

 原発震災で、あの浪江町から浜松市にいち早く避難してきた70代女性Nさん。短歌歴15年だが、現代俳句もたしなむ。二年半の避難生活から浮かんだ一句が見事。

 春夕焼け 終(つい)の住処(すみか)か このビルは

 被災者の万感の思いが凝集されたような句だと思う。西側の小さな窓から、佐鳴湖の向こうに沈もうとしている春の赤い夕焼けがみえる。ただそれだけを詠んだのだが、かえって寂寞とした詠んだ人の心のうちが垣間見える。

 色彩のある原発震災俳句

として、そしてまた被災者の思いが込められているものとして、いつまでも記憶にとどめておきたい。

 わずか17文字の俳句。だが、出来事の風化を食い止めるこんな力があるとは知らなかった。

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