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思いがけないほどグロテスクな映画、ホビット

(2013.01.03)  こういうのを

 グロテスクな映画

というのだろう。新明解国語辞典には、グロテスクの意味として

 普通の意味での美とはひどくかけ離れていて、長く見ているのがいやな(見ていて気持ちが悪くなるような)様子だ。グロ。

とある。

 世界公開間もない3D映画「ホビット 思いがけない冒険」(ピーター・ジャクソン監督)は特殊なメガネをかけて楽しむ3D映画だということで、正月に見た。

 しかし、ブログ子などは、上映時間の半分、1時間半をすぎて、耐えられなくなり、観客席を離れた。文字通りのグロ映画だった。

 巨大竜に奪われ、支配されてしまった「はなれ山」を奪還するファンタジー物語というので、面白そうだと思った。だが、思いがけないグロテスクさに耐えられなくなったというわけだ。なにしろ、前半1時間半の間には、女性は一人も出てこないのだ。グロ、グロナンセンス映画だった。

 出てくるのは、観客の代理をつとめる主人公役のバギンズと、魔法使いのような男が率いる

 13人のドワーフ(「どアホ」ではない。言い得て妙ではあるが、念のため)たち

なのだ。原作は1937年に発表された小説『ホビットの冒険』らしい。

 この映画の宣伝あおり文句は

 君はホビットを見たか !

   「ロード・オブ・ザ・リング」はこの物語から始まった 大ヒット上映中

 旅の仲間になろう !

というのだが、仲間など、j真っ平、御免というのが正直な感想だった。

 こんな映画を正月に、しかも3時間も〝楽しむ〟人の気が知れない、ましてや、ほめるなどというのは、常識外れを通り越して、新鮮な驚きすら感じた。

 「あっという間の3時間」「キャラクターの宝庫」「CGがすごい」「すごいけど、思いもかけず上映時間が長い」

 確かにCGはすごいが、それとても、3年前のあの3D映画「アバター」に比べたら、大したものではない。もはや平凡ですらある。

 こうしたさなか、さすがイギリスのBBC放送「News」である。ちゃんと、この映画には賛否両論が映画批評家の間にはあることを伝えている。3人に1人ぐらいは、批判的らしい。

 ほとんどの映画評論家の批評というのは、そのほとんどは「ヨイショ」だという常識を考えれば、この数字は異常に高い批判率だ。それほど、ひどい映画だということになろう。

 日本の映画評論家も、幼稚な「ヨイショ」ばかりしないで、もう少しきちんとした批評をすべきだ。配給会社の〝男妾〟でないことを示す絶好の機会だろう。

 正月に、

 思いがけないグログロ映画

を見せられた夜、ふと初夢で思った。この映画って、映倫の「18禁」ならぬ

 「100禁」

ではないかと。そう言ったら、きっと100歳以上の人たちは、バカにするな、俺たちにも見せてくれるなというだろうか。そうなら、御免。

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