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合唱のある人生 「第九」演奏会に出かけて

(2012.12.10)  先日土曜日の夜、JR浜松駅前のコンサートホールで開かれた

 ベートーベンの交響曲「第九」演奏会

を聴きに出かけた。第九なんて、10年ぶりである。

 Image137820121208 友人に誘われて出かけたのだが、今回は、近所のちょっとした知り合いが合唱のテノールで出演するというので、が然、行く気になった。

 感想を一言で言えば、

 世知辛い世の中だが、生きている限りは、音楽、さらに言えば合唱のある人生はやはりいいものだ

という実感だった。同時に、

 人生にひとりでうたう歌が必要であるように、街にもみんなで声をそろえて歌う音楽が必要だ

とも思った。自分たちの街に誇りを持ち、自信につながる。

 件の出演している知人はクラシックファンで、地元の浜松フロイデ合唱団に入っているらしい。

 今回の合唱では、男女160人くらいが参加していた。プロの声楽家も4人。オーケストラは、50人くらいだったから、大編成である。ブログ子には、クラシックの妙味はわからないが、編成の大きさだけでも、豪華な気分になった。

 後半の「歓喜」の合唱では、いやなことから開放されたように、心が高ぶった。一時間半くらいの演奏が終わったときには、思わず拍手を繰り返していた(写真)。

 こんな気持ちになったのは何年ぶりかである。

 こうしたいわば

 地域の市民からなるコミュニティ合唱団の成功例

には、イギリスの

 サウスオキシー合唱団

が最近、話題になった。ロンドン郊外のすさんだ街、サウスオキシーで、カリスマ合唱指揮者

 ギャレス・マローン

が合唱団の結成を呼びかけた。最初のころの市民の反応は、けんもほろろ、散々だったらしい。それでも1年後には、立派なひとり立ちの合唱団に育て上げてしまった。若くて、スタイルもよく、ハンサムな青年がタクトを振るのだから、街が活気を取り戻すのも、ある意味、当然だったかもしれない。

 その様子を最近、テレビのドキュメンタリーで見たのだが、マローンさんのほめ上手、やる気を引き出す魅力的な話し方には感心した。これがあったからこそ、わずか1年で成果を出せたのだろう。マローンさんは、そんな仕事を2年ぐらいの周期で、いろいろな都市をめぐって合唱団づくりをしているらしい( 補遺 )。

 それに比べたら、浜松は、楽器の街ということもあり、めぐまれている。フロイデ合唱団などは、もう40年近く活動を続けている。10年ほど前にはアマチュア合唱団としては、全国で初めて自立したNPO法人格も取得しているという。

 地域合唱団は、街を元気づけるコミュニケーションの場

である。そんなことを納得した夜だった-。

  補遺 2012.12.26

 ギャレス・マローンさんは、このほかにも、

 「軍人の妻」合唱団を結成し、

 イギリスの王立陸軍士官学校

で、妻たちの合唱の成果を披露している。成果がでるまでの様子が12月26日のBS1「世界のドキュメンタリー」で、紹介されていた。合唱団としてみんなで歌うことで、アフガニスタンなどの前線に派遣された兵士の妻たちの不安と孤独を和らげることができる。そんな妻たちの実感が番組から伝わってきた。

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