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危険値の100倍被曝の驚愕 なお驚く非公表         東電はまともな企業か

2012.12.03)  この記事は何かの間違いではないかとさえ思った。12月1日付朝日新聞1面トップの

 甲状腺(内部)被曝  最高1.2万ミリシーベルト

 WHO報告書 福島第一の作業員

という記事のことである( 写真 )。

 Image132312000msv 12000ミリシーベルトといえば、発ガンなどの危険値目安100ミリシーベルトの120倍。そんな被曝を昨年の事故直後、作業員はさらされていたというのだ。それも、危険値を上回っていたのは検査を受けた500人以上の約3分の1近い「少なくとも178人いた」というのだから驚愕する。これは、あの10年以上前の東海村の臨界事故をほうふつさせる事態ではないか。

 事故当時は、大混乱だったから、その時は、本人にも知らせず、公表もしなかったというのなら、あるいはわかる。しかし、1年以上もすぎているのに、かなりの人数の本人にも、知らせていない。

 なのに、WHO(世界保健機関)だけは、個人情報は伏せたとはいえ、情報を提供していた。これを犯罪といわずになんと言おう。人権無視もはなはだしい。

 最高被曝作業員の危険度は、もし作業員が20歳とすれば、35歳までに甲状腺がんにかかる危険度は、通常の人の30倍以上、40歳なら、普通の人の約7倍危険だという。

  200ミリシーベルト被曝でも、20歳だと普通の人の1.5倍、40歳で約30%危険度は高まる。

 公表しない理由は、東電の言い分として、また医学的なことも含めていろいろあるだろう。しかし、WHOには報告するが、なんと肝心の本人や国民には知らせていないというのはどう考えても、あべこべであり、企業倫理に著しくもとる。

 東電は企業として、まともとはとても思えない。

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