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人生80歳、3者3様の季節             「方丈記」も結構だが

(2012.11.02)  ときどき見る「週刊新潮」だが、最新号11月8日号の随筆「あとの祭り」で、作家、渡辺淳一さんが、また老人らしい話を書いている。このところ毎週老人をテーマにしている。今回は傘寿(さんじゅ)、数え年で80歳になった自分の誕生日について。若い頃、芥川賞や直木賞の候補に何度かなった時の思い出を披露しながら、長生きの意味について論じていた。

 ご本人が実際読んでいるのどうかは知らないが、ネット上の公式ブログ「渡辺淳一楽屋日記」には、編集者たちに囲まれ、なかなかオシャレなピンクのワイシャツ姿で、お酒の入ったこじんまりとした傘寿パーティに出席している写真が載っている。

 日常生活についても、公開していて、

 「朝は、少し早く起きて、ボーっとしながら、ニュースを観るのが日課」

らしい。朝の連続ドラマにもハマッていると書いている。〝余生〟を楽しんでいる様子がわかり、何とはなくうらやましい。

 しかし、世の中、こんな80歳ばかりではない。びっくりするような80歳もいる。その典型が、このブログでも紹介した、プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さん。

 なにしろ、70代で2度のエベレスト登頂に成功し、来年5月には3度目の登頂、それも、よりむずかしいルートとされる中国側から世界の最高峰に挑戦するというのだから、常識外れの超人ぶりである。

  Image1117_2 もうひとりは、ご存知、都知事の石原慎太郎さんである。

 14年近くつとめた知事を投げ打って、日本の最高峰、総理大臣を目指す新党結成に動き出した。日本の元凶だとして、今の官僚支配をぶっ壊すという、その政治信条はともかく、晩節を汚すのではとの危惧もなんのその、余生などくそくらえという心意気には敬服する。

 言葉によるあれこれの評論ではなく、今必要なのは行動だと、石原さんはその行動で語っている。

  以上、3者3様の80歳、その意味するところとは何か。

 老い支度の鴨長明の「方丈記」( 写真 )も結構だが、クラーク博士ではないが、人生最後、何をやりたいのか、 

 シニアよ、今一度、明確な大志をいだけ

ということだろう。

 補遺

 「週刊ポスト」の最新号2012年11月9日号を見ていたら、冒頭の写真コーナー「people」欄に、両氏が大きくクローズアップされていた。今、話題の人だからだろう。

 特集を組んだ石原氏のほうの写真「Zoom」の見出しは

 「方法論」「矛盾論」「実践論」

だった。

 毛沢東を嫌う石原氏だが、革命の方法論である毛沢東の著書「実践論・矛盾論」を辞任表明の理由演説で言及していることを揶揄していた。

 目の前の矛盾の背後にはさらに大きな矛盾、つまり現行憲法や中央官僚支配があり、それを実践行動で自ら総理となって改革したいというのが、突然の知事辞任の理由といいたいのであろう。果たして80歳の革命家となるかどうか。毛沢東は天国で、あるいは地獄でどんな感想を語っているだろうか。

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