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コーヒー1杯分のエネルギー革命        夏を乗り切った「電力」

(2012.09.02)  今年の夏は、脱原発元年の始まりとして、日本の歴史に長く記憶されるであろう。

 Image946 もっとも原発依存度の高い関西電力管内の電力供給が、原発の再稼働なしでも、需要の多い7月、8月の二か月間を乗り切れることが証明されたからだ。実際に使われた需要実績が、ピーク時(8月3日)でも、原発なしの場合の給電力約2750万kWよりも、約70万kW、率にして3%下回ったことが、中日新聞の調べでわかった(8月29日付=写真 )。停電などは起きなかった。

 実際には、大飯原発2基が、この夏場、再稼働していたが、再稼働がなくても、乗り切れたことが立証されたのは大きな成果だ。

 これは、原発が再稼働しなければ、約14%もの電力不足になるとの関西電力の事前の見通し、あるいは脅しを覆えすものである。

 ただ、今年のピーク時の実績電力供給は、去年のピーク時に比べて、約100万kW少なかったのが幸いした面もある。電力会社に供給余力をもってもらうには、節電をより強力に進めることが欠かせないこともわかったといえそうだ。

 たとえば、年平均で5%程度、夏場では15%程度の節電努力を私たちも覚悟する必要がありそうだ。

 関西電力は、先の冬場にも、2月には約10%ほどの電力が不足し、停電の心配を訴えていた。しかし、そうした事態は起きなかった。

 電力会社としては、原発の代替で火力の燃料費が大変な重荷となっていることは事実であろう。どの電力会社も、この一年赤字決算だった。

 いずれ、この燃料費の負担増が利用者に回ってくることが考えられる。大雑把な計算だが、どの電力会社でも、東京電力の今月からの家庭電気料金の平均値上げ幅、月々350円と同じくらいであろう。

 家庭については、この値上げ幅を、この機会に節電5%分でカバーする努力をしてみては、どうだろう。

 「コーヒー一杯分」の節電を呼びかけたい。

 これは、国民にとって、コーヒー一杯分のエネルギー革命であろう。

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