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平均値でものを考えない 節電の盲点

(2012.07.07)  ブログ子の家にも

 国から要請された5%以上の節電にご協力を

という趣旨のチラシが中部電力から届いた。夏の日中(14時ごろ)の電気製品の平均した使用例が在宅世帯の場合について円グラフで示されている( 写真 )。出典は経済産業省資源エネルギー庁の調べ。半分以上の58%がエアコンである。次いで、冷蔵庫の17%。

  Image707_2 電力需給が逼迫する8月中旬前後においては、一番電気を食いやすいエアコンが、常識的には節電のポイントだろう。チラシにも、在宅家庭の場合、日中最も電気を使っているとき、仮に、エアコンの設定温度を目安の28度前後から2度上げて設定した場合、10%程度の節電効果になるという。これは、国の要請の2倍にもなる。

 しかし、在宅していなければ、当然、最も電気を食うエアコンは使わないだろうし、在宅していても、そもそもエアコンを使わない家庭もある。それらの場合、円グラフは大きく変わる。

 さらに、人によっては、夏の暑い日中は、テレビなんか見ないという人もいるだろう。これでも、国の要請の5%になる。節電を呼びかけるテレビ局は多いが、こんな節電策には、意図的かどうか、まったく触れないのは不思議だ。

 要するに、円グラフはあくまで平均像であり、はたしてわが家はどうかと考える素材に過ぎない。

 そこで、わが家の電気製品それぞれについて、具体的にその消費電力を調べて、効果的な節電策を考えてみた。

 どの電気製品にも「定格消費電力」がワット(W)で示されている。定格というのは、わかりやすく言うと、その製品を通常の環境で、標準的な使い方をした場合をいう。したがって、定格消費電力が100Wとは、標準的な使い方でその製品を1時間使った場合、100W時の消費電力量になるという意味だ。電気の単位、ワットというのは、水道水で言えば、蛇口の大きさを表すと思えば、わかりやすい。普通の家庭では、この蛇口の太さは、3000Wか4000Wのどちらかだろう。

 以下に、ブログ子が調べたわが家の電気製品の定格消費電力を示す(括弧内は、資源エネルギー庁が調べた省エネ市販品の平均値)。

 エアコン(800W)         わが家= 840W

  冷蔵庫(200W)                    = 170W

  洗濯機(200W)                    = 430-490W

  電気ポット(800W)                = 1250W

  オーブン・トースター (1000W) = 900W

  電子レンジ(1400W)              = 940W

  液晶テレビ(100W)                = 60W

  蛍光灯                              = 72W×4 

 これを見ると、エアコンが節電のターゲットになるのは、定格消費電力が特に高いからではないことがわかる。つけっぱなしの長時間利用になりがちなのが問題なのだ。   

  そこで付けっぱなしになりがちな製品に注目する。 エアコンを除いて筆頭は、冷蔵庫。1日12時間稼働したとして、わが家の場合、一か月で60kWとなり、消費電力量の3分の1から、4分の1とかなりの割合を占める。

 だから、冷蔵庫のあまり使わない冷凍室の設定温度を「中」から「弱」に切り替えた。冷蔵室もついでに「中」から「弱」にしてみた。一度設定すれば、あとは節電のことを気にする必要がなくなるのがいい。これは意外に効果のある対策かもしれない。

 〝目の敵の〟エアコンは、7月中は使わない。8月についても、設定温度28度をできるだけ守ることを決意。

 つけっぱなしになりがちな蛍光灯だが、わが家では、大雑把な計算で、一か月20kWなので消費電力量は全体の約1割。またはそれ以下。こまめにつけっぱなしに気をつけても、それほど節電効果は期待できないことがわかった。手間がかかる割には、効果があまりないように思う。

 つけっぱなしでは、仮に、我が家のテレビ(定格消費電力60W)を1日12時間つけっぱなしにした場合、一か月の消費電力量は22kWで、夏場一か月の総消費電力量約300kW時の7%。まったく見なければ、半日つけっぱなしに比べて、7%もの節電効果があることがわかる。

 今年の夏は、テレビを見ない。テレビ局としては困るだろうが、そういう選択肢も5%節電の「ご協力」の有効な方法であろう。

 つけっぱなしの使い方にはならないが、頻繁に使い、消費電力もテレビなどより一桁大きい電子レンジも問題。1日3分ずつ、合計1時間は使うとすると、一か月28kWとなり、全体の消費電力量としては1割をこえ、大きい。

 わが家では使っていないが、電子レンジより定格消費電力がさらに一桁大きい電磁波型クッキングヒーターも、毎日、頻繁に使うだけに、注意が必要だろう。熱型より安全なのはいいが、節電という観点からは工夫が要るだろう。

 わが家の電気ポットは外国製品であるためか、定格消費電力がもっとも大きい。しかし、これは1日1、2回、それぞれ数分使うだけなので、消費電力量としてはわずかである。

 オーブン・トースターも定格消費電力900Wと大きいが、1日1回、それも5分程度なので、消費電力量全体に占める割合は小さいことがわかる。

  それはともかく、わが家では、この夏、特に注意したいのは、エアコンの使いすぎと、電子レンジの利用制限である。

   平均でものごとを考えない。ここから我が家の節電の盲点を洗い出し、対策を立てた次第である。

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