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問題が多すぎるインプラント治療

(2012.07.02)   ブログ子もそうだが、歳をとると、歯科にお世話になることが多くなる。歯周病が気になる。歯周病の悪化で奥歯が1本、がたがたになりはじめた。歯石もあることだし、それを取り除くこともかねて、自宅近くの歯科に出かけた。

 Image669 結局、歯周病で歯が二つに割れていて抜くことになった。ペンチのような抜歯用ハサミ( 写真 )で一気に取り去ってくれた。

 さて、このあとの治療をどうするか。方法は三つ。入れ歯にするか、しかし、かむ力が弱くなる。とすると、二つ目として、ブリッジと呼ばれる治療、つまり、抜けた部分の両隣の健康な歯を利用して、人工の歯(ブリッジ)をかぶせる。かむ力は確かに回復する。しかし、健康な歯の一部を削らなくてはならない。そこが虫歯にならないか、これまた心配である。

 三つ目がインプラント治療。骨と結合しやすい金属「チタン」を歯根として手術であごの骨に埋め込んで固定し、これを土台にしてその上に白い歯取り付ける。歯並びもよくなり、見た目もきれい。固いものでも食べられる。

 しかし、体の中に異物を埋め込むというのには、どうも違和感がある。定期的な検診が欠かせない。保険がきかない、いわゆる自由診療であり、歯一本つくるのに30万円ぐらいの費用がかかるらしい。

 費用のことはさておくとしても、このインプラント外科治療には、治療後トラブルが多いというニュースを読んで、ブログ子は、この治療を受ける気がしなくなった。

 毎日新聞(2012年6月25日付朝刊 = 写真)によると、なんと、

 歯科医6割 トラブル経験

との日本歯科医学会の初めての全国調査の結果が掲載されている。もっとも多いトラブルは、人工歯の破損(全体のうち67.5%)。次いで、インプラント周辺の炎症(55.4%)だ。

 Image671 記事を読んで不審に思うのは、日本で導入されて30年近くもたつのに、そして、これだけトラブルのある治療法なのに、歯科学会がこれまで本格的な全国調査をしてこなかったのはなぜかということだった。そんなに風通しの悪い組織体質なのかと言われても仕方あるまい。

 治療に当たって守るべき学会指針、あるいは標準的な治療方法ともいうべき「ガイドライン」すらないというのも、いかにも怠慢ではないか。これでトラブルが起きないほうが不思議である。これまで、ずいぶんと泣き寝入りした患者も多いのではないか。

 調査した広島大教授は、ほかの歯科診療所の取り組み、やり方を知る機会を設けるなどの仕組みづくりが必要だと話している。そんなこともしないで、これまでやってきたのかと、逆に不安にもなり、愕然とした。

 どうやら、ガイドラインができるまでは、インプラント治療は控えたほうが賢明だろう。

 そんなこんなでブログ子の場合、奥歯1本抜けたままの「欠損歯」にすることを決めた。歳を取れば歯は抜ける。それが自然なのである。それよりも、残った歯を大切にする養生こそ大事なのだと気づいた。

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