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広告付きの手書き名刺はどうか ? 

(2012.06.22)  時々、気になって読むエッセーに、「週刊新潮」の渡辺淳一氏の「あとの祭り」というのがある。6月28日号は、

 新しい名刺のつかい方

だった。定年後のサラリーマンには肩書がないのでさびしい。だから、現役時代の名刺に「元」をつけて活用してはどうか、と書いていた。名誉教授はその最たるものだと皮肉っている。さしたる主張、結論がないことからもわかるが、書くことがなくて、苦し紛れに書いたエッセーであることが、なんとはなく、わかるのが面白かった。

 Image653 そうではあっても、ブログ子には、しかし、参考にはなった。頼まれもしないのに、「富士山静岡空港 空からひらこう、しずおかの未来」という広告付きの手書きの、しかも単色カラーの名刺を時々使っているからだ( 写真 )。静岡県は、静岡空港に深く関わっているが、地方空港のごたぶんにもれず、赤字たれ流し。開港から3年、その解消のための乗客増加策、増収策に悪戦苦闘している。それで、一役を、というわけだ。

 この名刺、月に、せいぜい2、3枚書くだけだから、たかが知れているのだが、もらう人は面白がって、いろいろ静岡空港について聞いてくれる。コミュニケーションの端緒としては、いい。

 だって、霧が離着陸の邪魔になる空港を、いいお茶をつくるかぎとなる霧の発生しやすい茶畑のど真ん中につくるのだもの、経営収支が成り立つはずがない。そういえば、おもわず、会話が弾むのだ。

 東海道新幹線が空港ターミナルの真下を通るのに、JR東海と空港会社は経営的には競合関係にあるのだもの、アクセスの便がいいはずがない。そういえば、これまた、話題がわく。

 定年後の名刺は、「元」にしろ何にしろ、肩書を誇示するためにあるのではない。話題提供にあると心得よ。ブログ子の持論だ。手書きとなれば、人柄もでるし、その人のセンスもわかる。さすがの渡辺氏も、ここまでは気づかなかったかもしれない。

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