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春へ、佐鳴湖一周ウォーキング

(2012.03.24)  この冬は、屋内で社交ダンスのレッスンぐらいしか、運動をしなかった。ようやく春らしくなり、何か屋外でスポーツをしたいと、近くの公民館主催の

 佐鳴湖一周歴史探訪ウォーキング

に土曜日の一日参加した。浜名湖の近くにある小さな佐鳴湖は一周が約8キロぐらいで半日コースとしては手ごろだ。30人くらいの参加者でほどよい賑わいだったが、歴史探訪も楽しめる。天気も曇りから晴れで、まずまずだ。

 以前のこのブログでも、佐鳴湖の水質環境について書いた。少しずつ改善されてきてはいるものの、はっきり言って、その歩調はにぶい。

 今回、一周してみて感じたのは、相変わらず水辺の透明度は悪い。定期的に観測しているらしいが、直径30センチの白い円盤を水につけて、どのくらいの深さまでその円盤が見えるかという「透明度」で言うと、北海道の摩周湖が20メートル以上で日本で一番澄み切った湖らしい。日本の湖は大抵は5メートル以下( 注記 )。これに対し、

  佐鳴湖は、なんと40センチ

ぐらいなのだ。

 確かに、ウォーキングに参加した日は風が強く、浅瀬の湖面は茶色くにごっていた。これは仕方ないとしても、風のない静かな日でも、この程度と聞いて、びっくりした。

 大都市部に近い、その割りに湖の表面積が比較的に狭く、また水深も浅い湖という悪条件では仕方ない面もある。しかし、あきらめないで、こうした屈辱的な現状を広く周りの住民に知ってもらい、地域住民の意識を高める材料にする取り組みが大事なように感じた。

 ブログ子は、佐鳴湖の東岸の高台に住んでいるので、西岸の景色の美しさが気に入っている。ふと、どこかで見たような風景なのだ。歩いてみて、思い出した。

 画家、東山魁夷の「緑響く」

のような森閑とした冬枯れの姿なのだ。背の高い落葉高木が、寒いが、しかしよく晴れた天を突くように湖面の向こう岸にずらりと並んでいる。その下に行って見ると、遊歩道の湖側に植えられた

 メタセコイア(スギ科)

の林立だった。あの「生きた化石植物」と言われた大木だ。その間、間に金木犀の大木も植えられていた。いつも眺める風景に新しい発見をしたような気分になった。

 発見といえば、もうひとつ、佐鳴湖の北岸近くに

 源範頼(みなもとののりより)の別邸跡

があったことだ。別邸とは、はっきり言えば妾宅だったのだろう。今は駐車場になっていて、往時をしのぶものは、石碑があるだけで遺構は皆無だ。

 範頼といえば、源頼朝のすぐ下の弟、源義経のすぐ上の兄である。いずれも父は源家の嫡男、源義朝なのだ。違うのは、

 頼朝の母は、熱田大宮司藤原季範の娘と名家の出自であるのに対し、

 範頼の母は、遠江池田宿の遊女

という身分の低い出自。

 義経の母は、常盤御前(九条院の雑仕)

という身分と比べても範頼の格が下がる。このことが範頼が同じ頼朝の家臣として仕えた義経より低くみられたのであろう。

 それはさておき、義経とともに京にいた源(木曾)義仲を、頼朝の命により、討伐しているのだから、歴史に名をおおいに残したといえよう。

 ブログ子は、比較的に歴史好きだが、こんな近くに義経、頼朝と父を同じくする兄弟がいたとは不明にも知らなかった。大いなる発見だった。

 歴史探訪では、佐鳴湖の湖岸は遠い昔は海岸だったことを知った。もともと海岸に生息する

 ヒトモトススキ

がこの湖の西岸に多く見られるかららしい。

 そのほか、「佐鳴八景」という名所があることも知った。その名所を読んだ歌碑が湖の西岸中央にまとめて大きな石に刻まれていた。

 歩いてみて、午後からは風もなくなり、ようやく春の訪れを実感した。

 静岡市では「桜の開花宣言」が出された。浜松も、今は、つぼみ堅しだが、来週の土、日はこの湖岸は一面の桜で彩られることだろう。遅くとも、4月上旬には見ごろになりそうで、楽しみだ。

  注記 2012.03.25

   3月25日放送の総合テレビのNHKスペシャル

 奇跡の清流、仁淀川  青の神秘 

 によると、この日本一の清流、四国の仁淀川(によどがわ)の透明度は

 40メートルとか。

 国の、つまり環境省が2011年に公表した水質調査によると、日本一。夏は「ホタル川」になるという。これも清流であることのあかしだろう。

 時々刻々と流れていて水が入れ替わる川だから、石槌山からの雪解け水であるから、湖の水質と同日には論じられないにしても、40メートル先までみえるというのは驚異的だ。深刻な過疎地だからこそ、こんな清流が維持できるのだろう。過疎地のたまものだ。どこも観光地の豊かな静岡県では望むべくもない。

 番組を見て、こういうところなら、身勝手ながら定年後は過疎地に住むのもいいなあ、そう思った。

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