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人の行けないところへ  ロボットと社会

(2011.11.20)   先日、このブログで、

 ロボカップ(サッカーで、人に勝てるロボットの実現)の話をした。ロボットに人に近い能力をいかに持たせるかが勝負なのだが、その逆というか、

 人にはできない、あるいは行くことのできない

機能を持ったロボットづくりも盛んだ。ロボカップでも

 災害救助・救出ロボット部門(レスキュー・ロボ)

がある。

 最近では福島第一原発において、高い放射能物質で汚染されていて、とても人が入って作業できないような危険な建屋で活躍するロボットが

 NHK教育テレビ「サイエンスZERO」

で紹介されていた。番組では千葉工業大学の事例が紹介されていた。

 このロボットは、ゴム製のキャタピラー車輪。右側に3つのキャタピラーをつないでいた。左側も同様で、合計6つのキャタピラーで移動する。これだと、崩壊したがたがた通路、ものが散乱しているところ、ゆがんだ階段も、4台のカメラで人と共同しながらどんどん屋内に入り込み、放射線量を測ることができていた。階段から落下しても、無事にもう一度再開できるのにはびっくり。

 こうしたロボットについては、軍事大国アメリカが最も先端的な技術を持っていることは言うまでもない。無人攻撃戦闘機、無人戦車、火星表面での無人探査機などだ。今回の原発事故災害でも、アメリカ製のロボット放射線量測定ロボットが事故直後から活躍していたのは記憶に新しい。

 これに比べて、決して見劣りしない日本の技術がなぜ、出遅れて出動したか。

 その理由は、アメリカの場合、事故や災害に備えて、ロボットが実戦配備されていたり、人とロボットとの訓練も常時行っているのだ。日本の場合、そこまでは進んでいないので、出動に手間取ったらしい。

 このほか、津波でばたばたになった港湾の海底捜索は、人のダイバーでは危険が高い。そこで

 被害者の捜索のための水中探査ロボット

なども、日本でもすでに実用化している。地震で倒壊した瓦礫のわずかな隙間からでも人がうずまっていないかどうか、探知できる胃カメラのようなへび型ロボットも登場している。

 ここらへんが、つまり、技術開発に力を注ぐだけでは片手落ちであり、すぐに出動できる体勢づくりが欠かせない。日本にとって、福島第一原発事故でのロボット活用における教訓として、こうしたことを今後に生かすことが大事ではないか。

   そんな思いで、ものづくりの街、浜松市内の展示場を先日見て回っていたら、

  四輪駆動の車輪が

 正三角形型の金属キャタピラーになった災害救助用ロボット

が紹介されていた。丸いゴムタイヤよりも、地震などで倒壊した場所のがたがた道をなんなく乗り越えて進んでいた。

 さすがは浜松と驚いた。メーカーは浜松市北区に本社を持つ

 原田精機

だった。技術開発部のS技師にお話をうかがったら、インターネットで人とロボットを結んでやれば、さまざまなところで、ロボットに取り付けたカメラの映像を見ながらできる、と丁寧に教えてくれた。このメーカー、ISO14001も取得している優良企業なのだ。

  北区には、町工場のような小さな企業が多く目立つが、その中にはこうした

 先端企業

も少なくないことを知った。

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