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どう違う「浜名湖うなぎ」と「浜名湖産天然うなぎ」 夏の土用の丑の日に考える

 今日は、7月21日で

 夏の土用の丑の日。

 と言えば、うなぎである。ブログ子は、浜松に住み始めて3年、実を言うと、脂っこいうなぎは好んでは食べない。しかし、デパ地下も、うなぎ専門店も、すし屋も、みんな

 うなぎ、うなぎ

 である。うな重よし、蒲焼きよしの浜松である。思い切って「天然うなぎ」を一匹、2500円も出して買って食べてみた。背開きの長蒲焼というやつだ。

 いろいろな表示があるので、戸惑うが、

 「浜名湖うなぎ」と「浜名湖産天然うなぎ」

の違いをご存知か。ブログ子も知らなかった。今、このブログを、その浜名湖産天然うなぎを冷酒を飲みながら味わいながら、書いている。あちこち、電話して取材してみて、ようやくわかった。つまり、こうだ。

 浜名湖うなぎというのは、浜名湖養魚漁業協同組合が浜名湖で養殖したうなぎのブランド名であり、協同組合員でしか、使えない名称だ(ただし、現在のところ、特許庁の、いわゆる地域団体商標にはなっていない)。養殖だから、安定した品質を安定供給できるというよさがある。ただ、養殖のえさの関係で脂っこいうなぎに仕上がる。JR浜松駅高架下の漁協直営店の「丸浜」が人気店だ。

 一方、浜名湖産天然うなぎは、文字通り、浜名湖で成魚を仕掛けて捕ったうなぎである。えさ針をいくつも吊り下げて延縄漁法でとるのが一般的だ。えさが地域によって異なるのが特徴だ。また、伝統的な竹筒の仕掛け(「もじり」という)で獲るという方法も今でもあるようだ。また、天然であることから、安定した品質の管理は難しく、安定供給もなかなかままならないという事情がある。関係者によると、天然うなぎの漁獲量は年々少なくなっているという。浜名湖産以外にも、琵琶湖産というのもあり、登録商標ではなく、通称だ。

 ブログ子が、今、食べているのは、この後者、多分、延縄式で成魚になったものを獲ったものだろう。味がさっぱりしている。これなら、夏場の酒の肴にいけると思った。

 最近では、試験研究機関では、幼魚、稚魚も養殖できる「完全養殖」が成功している。これは、高値のうなぎを買わざるを得なかった消費者にとっては、値段が安くなる分、朗報だろうが、しかし、養鰻関係者にとって、朗報なのかどうか。浜松に暮らし、産業の振興を願うブログ子としては、ちょっと心配な「丑の日」になった。2011.07.21 

  追記 どう違う、「うな重」と「うな丼」

 蛇足ながら、うな丼は、ご飯の上に、うなぎの蒲焼が乗っている。牛丼とおなじだ。

 これに対し、うな重は、外から見ただけではわからないが、下のご飯の中間層にも、うなぎの蒲焼が入っている。だから、こちらのほうの値段が、うな丼より倍近く高いのだ。「重」という文字は、うなぎの蒲焼が二重に入っているという意味でつけているのだ。

 うっかりして、うな丼は丸い器の丼を使い、うな重の器は、箱型であるので高いと勘違いしないこと。

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