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「情報の共有」の落とし穴 なぜ起きた、米機密軍事情報大量流出事件(マ二ング事件)

(2011.07.23)   世界のドキュメンタリーで

 マ二ング上等兵の戦争

というのを見た。なぜ米機密軍事情報が大量に漏洩したのか、という問題を追求したものだ。簡単に結論を言ってしまえば、

 3.11事件以来、「情報の共有」を進めた結果

というわけだ。

 これまでは、情報にアクセスする資格があっても、情報が省庁ごとに縦割りで管理されていて、部外者などその必要性がないものには壁となって情報提供を制限してきた。ところが、この情報の制限が壁となって、テロ犯罪者の追及の兆候がいろいろありながら、決定的な情報をつかむことができなかった。

 情報の制限

がテロリストの動向をつかみにくくしていたというわけだ。

 そこで、資格さえあれば、情報入手の必要性は問われないというセキュリティシステムにしたために、これまでよりセキュリティ壁が低くなり、大量流出を招いきやすくなったというわけだ。上等兵という比較的に低い階級でも、米極秘軍事情報の入手がいとも簡単にできたのは米国防省はもちろん、国務省にとっても衝撃だったろう。

 こうしたことと、最近の、米機密外交公文書大量流出事件、いわゆるウィキリークス事件とは、原因としては同根だろう。

 情報の共有

は、恐ろしい結果を招きかねないのだ。

 これは何も、軍事、外交だけではない。日本国内でも、情報の共有という便利さから、クレジットカード情報が簡単に、しかも、大量に情報を共有している子会社企業から流出する事件が頻発していることとも無縁ではない。

 「情報の共有」の落とし穴は、情報社会のアキレス腱になりかねない。新しい防止手立てが必要ではないか。制限することの良さも見直すべきだ。2011.07.23

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