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刑務所の中でビジネスチャンスをつかむか  『ホリエモンの宇宙論』

 JR浜松駅ビルの本屋「谷島屋」で何気なく新刊本の棚を見ていたら、

 『ホリエモンの宇宙論』(講談社、堀江貴文)

というのを見つけた。どんな宇宙論だろうとぱらぱらとめくってみて驚いた。

 もし携帯電話を宇宙に飛ばしたら

という奇想天外なビジネスアイデアを紹介していた。宇宙といっても人工衛星のように地球軌道に乗せるくらいの話。紹介するだけではなく、自ら会社を立ち上げて、最大の課題である

打ち上げ手段、つまり、ミニロケットの開発

に携わっているというのだから、えらいし、驚きもした。数千万円くらいの開発費らしい。彼に言わせれば、

 通信ができて、高性能カメラもついていて、画像処理もできる携帯は衛星の基本性能をそなえている

のだそうだ。ただ、その打ち上げ手段が民間にはない。そこで、自らビジネスの可能性を信じてミニロケット開発に乗り出したのだそうだ。まもなく、ライブドア事件の最高裁確定実刑判決を受けて、刑務所に収監されるのに、である。

 民間活力で宇宙を目指せ

というわけだ。この本では、宇宙携帯電話ビジネスの新しい具体的な活用策は(あえて)示していないが、いろいろ考えているようだ。

 事実、現在の宇宙飛行士も携帯電話でツイッターを使う時代だから、いくつもの携帯電話衛星が地球の周りに二十四時間ぐるぐる回っていて、そことの通信が今のように中継局なしに、画像などの情報が交信できればグローバルビジネスだけでなく、地域のビジネスにも使えそうだ。

 そんなアイデアについてはとっくに堀江氏はご存知で、その上でロケット開発に乗り出しているのだろう。

 きっと、2、3年後に出所したら、その間にじっくりと温めたビジネス事業で日本の民間宇宙携帯衛星ビジネスを本格化させて、その先頭に立つかもしれない。2011.05.19

 刑務所はじっくりとものを考えるにはよい場所かもしれない。

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