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神は円周率に何を隠したか それは人間の生きがいである。

先日、NHKの新番組

 しびれるTV

というのを見た。5月4日、みどりの日の夜の10時からだったから、見た人も多いのではないか。何がしびれるのかな、と思って缶ビールを飲みながら見ていたら

、なんと、

 円周率にしびれる

というのだ。サブタイトルは「神は円周率に何を隠したか」。なにを隠したのが知りたくて、最後まで見てしまった。

 驚いたのは、私の好きな俳優、伊東四郎さんが、なんと、せりふを覚える能力を衰えさせないために、円周率をながながと暗記しているのだ。だいたい、小数点以下3、40桁くらい丸暗記していたのには驚いた。

 円周率=3.14159265358979

ぐらいならたいていの人は、すぐにおぼえられそうだ。ブログ子もなんとか覚えていた。わずか少数以下15桁。伊東さんの暗記がいかにすごいかがわかろうというものだ。

役者はすごい

と認識した。そこで、調べてみたら、なんと、現在の暗記世界記録は、

中国人で10万桁という。今から約30年前の1980年11月30日付読売新聞には、

 円周率の暗記日本一 友寄英哲さん(48歳) 15000桁

と「ギネス」入りしたことが紹介されている。記事を読むと、役に立たないことを承知で熱中できる。これはまさに「ジンルイのジンルイたるゆえん」と記者は驚嘆している。

 ブログ子に言わせれば

 人生は偉大なる暇つぶし

なのだから、円周率暗記は、伊東四郎さんを除けば、究極の暇つぶしかもしれない。というべきか、何の役にも立たないとみんな思っている円周率暗記をせりふを覚える道具としてちゃんと役立てているところが、伊東さんのすごいところというべきだろう。

 一方、円周率の計算では、なんと日本の長野県飯田市の会社員、近藤茂さん(54歳)が5兆桁を去年達成し、つい最近、ギネスブックから記録認定書が届いたそうだ。定年後は、ひたすら10兆桁目指して挑戦するという決意を番組では語っていた。ここまでくると家族もあきれるよりも応援しはじめているという。生活の大部分をつぎ込んでの熱中だが、自作パソコンで挑むのだが、5兆桁計算のケースで、数ヶ月の計算時間がかかり、電気代がなんと毎月数万円らしい。これが10兆桁となると、単純に倍の電気代ではすまず、もっとかかり10倍にはなるだろう。記録を打ち立てるにも、ここまでくるとそろそろ金力次第の時代だ。

 円周率をめぐっては、さまざまなエピソードがある。

 それはさておいて、ブログ子の結論。

 神は円周率に何を隠したか。 それは、ごく一般の人間の生きがい、あるいは功名心をそこに埋め込んだのだ。

と確信することができた。

 だから、円周率は、どこまでも続く果てしのない無理数であり、数字の出方も(おそらくは)は無味乾燥なランダムであり、有理数の係数を持ついかなる有次元代数方程式の解にもならない超越数なのであろう。つまり、円周率を手間隙かけずに簡単に、エレガントに求めようという数学者も含めて不届きものの登場を排除したのだろう。いかなる超高速コンピューターといえども、円周率の正確な値を永遠の時間を費やしても弾き出すことができないのだ。

 そして、それは全能の神ですらもできないのだ !

 つまり、神は、円という単純な幾何学図形の中に、自分が全能ではないことを隠したのであろう。

  これこそは、しびれる話ではないか。2011.05.06 

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