« 明治以後、繰り返し三陸を襲った大津波  「想定外」は通用せず | トップページ | B級映画だと思っていたら  スカイ・キャプテンに敬意 »

「五平もち」を食べながら  浜松・まちなか軽トラ市イン モール街

いわゆる

まちなかの土曜市

である。先日の土曜日、産地直送の軽トラックを店先にした市が浜松市中心部で開かれていたので、朝から出かけてみた。そのなかで、まず、興味を覚えたのが

 御幣餅(ごへいもち)

である(てんてんゴーしぶ川=浜松市北区引佐)。てっきり、「五平餅」と書くのだと思っていたが、どうやら違うらしい。

 中央アルプス南端の恵那山を中心に伊那谷側の飯田一帯、木曾街道の中津川、馬籠、妻籠などに古くから伝えられる山家(さんか)料理

と百科事典にある。島崎藤村の『夜明け前』に出てくることで有名だが、これまで、ブログ子は食べたことがなかったので、買い求めて食べてみた。なかなか香ばしい味であった。

 白ご飯を半練りにしたもちをこしらえ、くるみ、ごま、などをすりつぶして味噌と和えたタレを塗り、炭火でこんがりと焼き上げたものだった。軽トラックの荷台で焼いたのをすぐにいただいたが、なかなかおいしい。くしに、小判のようなだ円のもちを刺すのだが、このだ円形が神社で使う紙の「御幣」に似ていることから「御幣」餅というのだそうだ。

 くしは棒状ではなく、薄いへぎ板状であった。これなどは飯田あたりのやり方らしい。

 もうひとつ、注目したのは、

 南信州 大鹿村

からの軽トラック。村の名前から鹿の多いところらしいと推量して、いろいろ聞いてみた。場所は、静岡県側からみて、3000メートル級の塩見岳の向こう側のふもとらしい。最近は、南アルプスの高山植物がシカに食い荒らされる、いわゆるシカの食害がひどく、高山植物が全滅するのではないかと、自然愛好家から心配されている。

 大鹿村の観光パンフにも、

 鹿もいた自然豊かな大鹿村

とうたわれているくらいだ。静岡県でもこの年々急増する一方の鹿、特にメス鹿退治に本格的に乗り出している。ふもとでは農産物や果樹を食い荒らすからだ。

 しかし、鹿肉を食べる習慣が日本人にほとんどないせいか、捕獲してもその処分に困っている。

 大鹿村には、

「味付け鹿焼肉」パック、鹿肉のたたき

なども販売しているようだ。問題は鹿肉の食感やにおいが日本人に合うように調理できるかどうかである。そうすれば、静岡県だけでも、数千頭以上の捕獲目標を立てても、市場でさばけるのだが、今は、とてもそんな量はさばけていない。

 軽トラック市、産地直送の市場だけに、産地の現状を直接聞くことのできる良い機会であることを知った。

 土曜の午前、近所の顔見知りと談笑しながら、中央アルプスの御幣餅を食べ、南アルプスのシカの食害に思いをはせた。2011.05.15 

|

« 明治以後、繰り返し三陸を襲った大津波  「想定外」は通用せず | トップページ | B級映画だと思っていたら  スカイ・キャプテンに敬意 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

鹿対策に狼の導入 参照 http://japan-wolf.org/content/faq/

投稿: 名無し | 2013年1月28日 (月) 20時53分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533942/51675655

この記事へのトラックバック一覧です: 「五平もち」を食べながら  浜松・まちなか軽トラ市イン モール街:

« 明治以後、繰り返し三陸を襲った大津波  「想定外」は通用せず | トップページ | B級映画だと思っていたら  スカイ・キャプテンに敬意 »