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高峰譲吉博士研究会の今 バイオテクノロジーの父

 NPO法人高峰譲吉博士研究会が発足して2年、りっぱな会誌創刊号が届いた。博士は、今から110年も前に、現代医学の外科手術にも欠かせないアドレナリンの発見者であり、研究会では今なお未整理の一次資料を整理したり、発掘したりしようとしている。発掘や整理だけでなく、世界的な業績を上げているにもかかわらず、あまり日本人に知られていないか、知られていても評価が低い状況をなんとか改め、日本の風土に合った業績の背景に迫り、今後の日本のバイオテクノロジーの発展にその成果を役立てようという目的をもって活動している。

 昨年は、その生き方を描いた映画「さくら、さくら サムライ化学者高峰譲吉博士の生涯」が話題になった。来月4月9日には、北陸では先行して、第二作目

 「TAKAMINE アメリカに桜を咲かせた男」

が公開される。全国では今秋公開の予定だそうだ。楽しみである。

 高峰博士同様、酵素化学に携わり、博士の成果を生かしたメーカーで社長を長くつとめた研究会の山本綽(ゆたか)理事長からの研究会発足に当たっての私信によると、正確な博士の功績の紹介とともに、一次資料の分析成果のほか、日米友好関係推進者としての業績も取り入れた本格的な「高峰譲吉の生涯」をまとめたいとしている。

 これまでにも「高峰譲吉の生涯」については、アドレナリン発見の真実を軸にした著作、妻に焦点をあてたものなど、いくつかの優れた作品があるが、決定版評伝にしたいということだろう。大いに期待したい。2011.03.30

 

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