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ストックの花咲く「赤提灯」 浜松中心街、ちとせ通りを飲み歩く

 浜松市中心街、千歳町。その真ん中を東西に走る「ちとせ通り」。その四つ角に、文字通り、赤提灯を点けた居酒屋「なとり」。夫婦で切り盛りしている気が置けないこじんまりした店だ。そのカウンターでの男と連れてきたバーの若い女性との会話にびっくりした。

 「ねえ、赤提灯って何のこと ?」

 連れの中年男性も

 「赤提灯知らないの、ここだよ、ここ」

とあきれる。すかさず、陽気な大将が

 「そう、高級居酒屋のこと」

とはやしたてた。店の中年男性みんな、ドッと拍手、

 「そうだ、そうだ」

と盛り上がった。ちょうど、この日は2月25日、つまり、京都では梅花祭。カウンターには、ママさんの心得なのか、白い梅花のような花、なるほど、粋だねえ、白梅か、とママさんに声をかけたら

 「浜松では梅は、もうお仕舞。これは、ストック」

と教えてくれた。アラセイトウのことだ。南ヨーロッパ原産らしい。今頃が出荷時期だとか。外来種らしいが、高級居酒屋にもいい雰囲気をかもし出していた。このちとせ通りには、夜ごと、いろいろな男と女の会話が弾む。

 ブログ子にとって、というか、団塊世代にとって、というべきだろうが、忘れられない男と女の会話がある。あの映画「カサブランカ」の「リックの店」でのものだ。こうだ。

 「ねえ、昨日の夜、どこにいたの?」

とお酒を口に運びながら、粋な男にしなだれる。すると、男は

 「そんな遠い昔のことは忘れた」

 「じゃ、明日の夜、どこに?」

  男は、女の顔も見ずに、

 「そんな遠い先のことは、わからない」

と、きめた。今がすべてといいたいのだろう。しびれるような会話。ブログ子も、一生に一度でいいから、こんな会話を飲み屋街でしてみたい。白いストックの花の下で。 2011.02.27

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