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飄々として毅然 糖尿病がエアロビクス日本一を支えた 世界デーで考える

 先日のエアロビクス全国選手権を見ていたら、

 飄々として毅然、しかし楽天主義でも、さりとて悲観主義でもない

 そんな若者が準優勝した(一般男子、シングル)。熊本県出身だったと思うが、大村詠一さん、24歳である。笑顔の絶えない好青年だ。音楽に合わせて激しく床を動き回り、難度の高い難しい技を次々に連発しなければならない。かつて日本一にもなったらしい。

 ところが、あとで知ったのだが、大村青年は、なんと、激しい運動は禁物の

 糖尿病、しかも1型糖尿病、つまり、先天性の糖尿病患者

だというではないか。若者に多く、糖尿病患者のわずか5%に過ぎない(あとは、40代以後に多い通常の後天性、つまり生活習慣病が原因で、インスリンが分泌されてもその効き目が悪くなる2型)。なんで、自分がこんな病気にかかったのだろうと、恨めしく、不運を嘆くところだが、この青年は、むしろ、この逆境を奇禍として、子どものときから好きだったエアロビクス日本一に向け心の支えにしてきたというのだから、感動した。普通は、運動を控える。しかし、彼の場合、すい臓から出ないインスリンを補う療法を巧みに体調に合わせて取り入れ、激しい運動に立ち向かっているのだ。しかも、競技中にインスリンの調整がうまくいかず、 

 倒れる、昏倒する、意識を失う

ということもありうる。それを細心の注意で

 倒れることだけは避ける

という気持ちで、周到に体調を整えて競技に出場しているという。そのことで同じ病気の患者を勇気付けたいと話していた。

 コントロールしやすい2型糖尿病でも、体調管理は大変だ。私の赤提灯仲間にも2型患者がいて、その大変さを知っている。そのことは先のこのブログでも触れた。それなのに、

 1型糖尿病患者がエアロビクス

というのだから驚きだ。

 日本には分かっているだけで900万人もの糖尿病患者がいる。検診を受けたら糖尿病患者と診断される予備軍もそれくらいいるらしい。だが、継続して治療しているのは200万人。

 小生も今春の「日帰り人間ドック」の検診で、

 血糖値が、血液100㏄中、ブドウ糖111mg(空腹時の基準値=70-109mg)

とやや高め。尿糖は幸い「陰性」。医師から「夜、飲酒後1時間は起きていましょう」と注意された。寝酒はだめなのだ。

 こんな情けない状態に対し、思うのは

 このごろの若者は、健気どころか、偉い

ということだった。老人よ、しっかりせよ。きょう、11月14日は、世界糖尿病デー。2010.11.14

追記

 あす、11月15日は

 龍馬忌(京都市・酢屋)

だ。1867年のこの日夜、坂本龍馬は暗殺された。飄々として、だが毅然として時代を駆け抜けた。久しぶりに、先斗町近くにある酢屋に出かけてみたい気分になった。日本を思うその無心さ。そんな心が、自分も含めて今の日本人に残っているだろうか、とわが心に問いかけてみたい。

  

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