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ぶっちゃけ、銀閣寺の「銀」って何 ?

 毎週楽しみに見ているNHK土曜日番組「ワンダー×ワンダー」には参った。10月9日放送を見た。京都・銀閣寺近くの大学の大学院に通っていた頃から

 金閣寺の「金」は金箔のことだが、銀閣寺の「銀」って何だろう ? 

と思いつつ、30年が過ぎた。銀閣というよりも、漆塗りのような「黒閣」なのになぜ「銀閣」かという疑問に、きちんと調べたこともなかった。不覚だった。

 それが、この番組を見て、500年前の創建時からかどうかはともかく、

 もともと、外壁には、ガラスや真珠のような光沢のあるミョウバンが塗られていた

ということを知った。だから、日差しの中では銀の輝きのようにみえたというわけだ(漆喰のような落ち着いた輝きよりも、きらきらとした上品な輝きになっていた)。解体修理に伴う学術調査で、最近、わかったのだそうだ。ミョウバンといえば、医薬品(防腐剤)や食品添加剤などに使われている白色結晶。

こんな贅沢な別荘が、あの応仁の乱後の荒廃した京都につくられたというのは驚異だ。統制力のない無能な8代将軍、足利義政が創建したとは想像できない室町文化の不思議さである。

 番組では、義政のことを、わび・さびなどの文化を大事にする「異能の将軍」と評価していた。

 銀閣寺には、院生時代、雪の降った早朝など、よく出かけたが、今回、初めて素朴な疑問が解けてうれしかった。

 この番組では、この銀閣、中秋の名月などをめでるに一工夫も、二工夫もしているとの成果を、天文学シュミレーションを駆使してある研究者が紹介していたが、これは、失礼だが、

 銀閣は「月の御殿」

というのは、ちと考えすぎ、あるいは、うがちすぎだろう。たまたまそうだったということであり、そこまで主張するのはあまりに「オタク」的な話だった。この「銀閣は計算された月の御殿」という〝仮説〟を証明するには、文献学的な調査で補強することが欠かせない。番組ではそこまでの直接証拠は紹介されなかった。今後の課題だろう。

 それにしても、この番組、なまなかやるではないか。ときどき出演する渡辺万理奈さんもいい感じだ。2010.10.11

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コメント

今、このコメントに出合いましたので、一言。
銀閣と月に関する私の説に関しては否定的なブログが目立つので、それらのコメントに対して不快ながらも説明するつもりはありませんがすが、同じ銀閣寺近くの大学院で学んだ者として申し上げますと、数少ない文献からも読めますが、番組では大幅にカットされており公になっていませんが、建築設計学の専門家として特殊な技法が使われていることは明確であります。僕の名声よりも日本文化の深さを知ってもらうためにネタを披露しましたが、オタクでは解釈できない壮大さがあることを京都を離れず研究している者としてお伝えしておきます。
カットされた部分や本当の凄まじさは日本文化にプライドを持つ人が現れるまでお蔵入りでしょうから、真実はまた永きに渡って眠りにつき、京都も単なる郷愁として軽く扱われるのでしょうね。

投稿: オタク扱いされている者 | 2011年1月22日 (土) 17時19分

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