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もっと若手の支援を ノーベル賞(自然科学系3賞)受賞者数、日本は世界6位に浮上 韓国、中国は?

10月11日は、なぜか「体育の日」とかで、小生も通っているスポーツジムに出かけた。簡単なストレッチをして、自転車こぎなど一汗かいた。疲れたので、休息室の静岡新聞を見ていたら、ノーベル賞の自然科学系3賞(物理、化学、医学・生理学賞)で、今年の分も含めて日本の受賞数が創設以来全部で15人(南部陽一郎さんも含めて)となり、世界第6位に浮上したと報じていた(第1位はアメリカで断トツの233人、次いで76人のイギリス)。今世紀に入ったこの10年では9人と、アメリカ(38人)に次いで第2位に食い込んだ。

 朗報である。日本の科学や技術の躍進をみる思いだ。と思ったら、この9人の受賞はいずれも、数十年も前の業績に対して贈られているのだから、安心はできない。じっくりと若手や基礎研究に対して手厚く支援しているのかどうか、この10年にわたる政府の政策を点検する必要があろう。

 というのも、この10年、ノーベル賞級の研究では、そのほとんどは、30代、40代前半のものであるのに対し、国の政策はどうもこの世代への支援がこのところ手薄であるように思うからだ。たとえば、行き場のなくなった、いわゆる若手のポスドク研究員が最近では2万人近くも滞留しているのは異常だ。10年前の15000人からさらに増加している。若手支援の政策を強力に打ち出す必要があろう。

  ところで、お隣の韓国や中国はどうであろうか。

 実は、110年のノーベル賞の歴史の中で、中国や韓国はこれまでこの3賞を一度も獲得していない。ただし、中国については、国籍は米国だが、生まれは中国という科学者は、戦後では数人いる。

 一方、日本が躍進している中で、韓国ではまだ受賞者が1人もいないことを「国辱」ととらえているらしい。今世紀に入って、国家的なプロジェクトを立ち上げて、必死に獲得競争に乗り出していたが、これがかえって裏目に出て、科学者の捏造論文騒ぎまで起こしている。これをみても分かるが、基礎研究では国家プロジェクト方式では画期的な成果はなかなか生まれないだろう。研究者の自由で独創的な発想の中から、研究をスタートさせたときには想像もしていなかった革新的な成果が生まれることは、これまでの数々の受賞を見ても明らかだ。

 もっと若手支援を

 科学・技術の在り方に思いをめぐらした「体育の日」だった。2010.10.12

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