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櫻井よしこ氏講演のあとさき 米国防総省年次報告の衝撃

 櫻井よしこさんの気骨の講演(静岡県湖西市)については、先日、このブログで紹介したが、その内容は中国の海軍力が拡大している。しかも、長期計画にのっとって戦略的に着々と実現している。だから、日本はのんきにしている場合ではない。有権者は、自らの生活に汲々としている場合ではない。政治家に働きかけて、日本の国益がそこなわれないように、政治家に物を申すときである、と言うものであった。

 そのことを裏付けるような米国防総省年次報告書の内容が8月17日付静岡新聞夕刊に具体的に報道されている。

 中国、海洋作戦能力拡大へ 年内にも国産空母建造に着手

 櫻井さんも指摘していたが、報告書は

 「中国軍がインド洋や、伊豆諸島(東京都)やその南の小笠原諸島、マリアナ諸島、パプアニューギニアをつなぐ「第2列島線」を越える西太平洋までも行動範囲にしようとしている可能性」

と指摘している。さらに、

 「中国が最南部の海南島に建設している弾道ミサイル搭載可能な原子力潜水艦の新基地について「重要な部分は完成した」と分析している。地下施設もあり、紛争地域である南シナ海に潜水艦がひそかに出航できる」という。「中国軍の能力は東アジアの軍事的均衡を変える主たる要因」と強調しているのだから、衝撃的である。中国軍は中距離の対艦弾道ミサイルを開発中であり、(完成し、配備されれば)西太平洋の空母を含む艦船を攻撃する能力を持つことになるとも指摘。中国が今後海洋権益を求めて、東シナ海などに押し出してくるのは時間の問題だろう。

 こうなると、最近、またトラブルの起きている尖閣列島の領有権だけの問題ではない。

 21世紀版「坂の上の雲」

になるのではないか。かつての日露戦争の相手だった南下膨張政策のロシアが中国に変わり、現代の脅威になりつつある。

 それにしても、こうした情報、報告書が日本の防衛省からはほとんど危機感をもって国民に伝えられないのはなぜだろう。平和ボケではすまない事態だ。 

 こう考えると、今は、朝鮮半島有事とともに、

 台湾を含めた東アジアの有事

に対し、中国を包囲するべく協力関係を築くなど備えを急ぐときではないか。それにしても、集団的自衛権を日本は持っているけれども、憲法の制約上、行使できないというなんとも奇妙な政府見解を、改憲も視野に入れて早く解消することが喫緊の課題ではないか。

 今、民主党の代表を選ぶ選挙運動が終盤にさしかかっている。菅直人氏も小沢一郎氏も、中国の軍事的な脅威をどう取り除くのか、早急に戦略を練る必要があろう。

 重陽の節句とばかり、太平楽を並べているときではない。2010.09.09

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