« 天国でもなく地獄でもなく 水底の英霊たちの「帰國」 | トップページ | 8・22韓国併合100年 「坂の上の雲」を読む »

「優柔決断」のすすめ 日本一の事例とは?

 プロ野球の元ヤクルト捕手の古田敦也さんが、先日、民放の「テレビ寺子屋」という講演会番組で、

 「優柔決断」のすすめ

というタイトルで話をしていた。キャッチャーがピッチャーにサインを出すときの迷いや決断などの様子を例に、その苦労を語っていた。要するに、結論は、

 いろいろ迷いはあってもいい。しかし、締め切りやデッドラインがきたら、必ず、先送りせず、失敗してもいいから、ともかく自分の責任で決断する。それができるようになれば、組織の中で自立できる

 ということだった。問題解決の能力にはこれが必要だとも指摘していた。言い換えれば、世の中、拙速を戒める言葉が流行っているようだが、巧緻よりも拙速を大事にしたいということだろう。負けてから、いくらすばらしい作戦を思いついても意味はない。一定の時間がすぎたら、そこで見極め、決断する。

 いわば、巧緻より拙速のすすめ

でもあろう。

 この話を聞いて、いかにも、情報をうまく生かす名捕手と言われた古田さんらしい指摘だと思ったが、問題は、その決断するときの状況である。

 つまり、まわりの反対を押し切って決断するのか、それとも周りに押されて決断するのかということだ。

 昭和天皇の開戦聖断のように、軍部などまわりからせっつかれて、不本意ながら同意し、決断した場合、当初は、一時的にうまくいく。しかし、やがて、それが英断とは程遠いもので、大混乱になる。責任の所在もあいまいになる。

 これに対し、最後の将軍、徳川慶喜の大政奉還の決断のように、まわりが猛反対しているなかで、いわば独断のように決めたときには、当初は大混乱になるが、それがしばらくたつと大英断とわかるようなものもある。この場合の責任の所在ははっきりしている。

 最近1カ月、考えることがあり、司馬遼太郎さんの

 「竜馬がゆく」(全5巻)

と、「最後の将軍 徳川慶喜」をじっくり読んでみた。大政奉還というのは、互いに一面識もない坂本竜馬と徳川慶喜の

 「優柔決断」

の賜物であったことを知った。互いに迷いに迷い、息詰まるような切迫した時局で、しかも、まわりの誰しもが到底無理と思いとどまらせようとしていた状況の中での出来事だったのだ。

 互いが、優柔不断であったなら、日本の幕末、明治維新はよほど変わったものになっただろう。

 盂蘭盆会も終わる京都・大文字の送り火の日、2010.08.16

|

« 天国でもなく地獄でもなく 水底の英霊たちの「帰國」 | トップページ | 8・22韓国併合100年 「坂の上の雲」を読む »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533942/49161156

この記事へのトラックバック一覧です: 「優柔決断」のすすめ 日本一の事例とは?:

» これはもまれすぎでしょ レディー・ガガ [【おっぱい】 もまれまくり レディガガ 【お尻】]
レディガガ、ダイブ 客におっぱいもお尻も もまれまくり [続きを読む]

受信: 2010年8月17日 (火) 08時22分

» 巨乳おっぱい丸出しで最強パレパレードを踊ってみた女性の動画 [おっぱい丸出しで踊る女性の動画]
巨乳おっぱい丸出しで最強パレパレードを踊る女性の動画 [続きを読む]

受信: 2010年9月 5日 (日) 13時29分

» 【写真】 911 アメリカ 同時多発テロ事件の真実 【動画】 [911 アメリカ 同時多発テロ事件の真実]
2749人が死亡したアメリカ 同時多発テロ事件、今明かされる衝撃の真実 [続きを読む]

受信: 2010年9月 6日 (月) 20時00分

« 天国でもなく地獄でもなく 水底の英霊たちの「帰國」 | トップページ | 8・22韓国併合100年 「坂の上の雲」を読む »