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高山植物が泣いている  ニホンシカ食害を考える「南アルプス100人会議」

 急増しているシカの食害、とくに高山植物の食い荒らしの深刻さが全国的に問題になっている。そろそろ高山植物が咲き始める先日、NPO法人日本高山植物保護協会がこの問題について考えようと、第二回の

 南アルプス100人会議

を南アルプスの現地ふもとで開くというので、参加した。南アルプス登山基地「さわら島」(静岡県北端部)の会議では、今は絶滅してしまった天敵のオオカミを南アルプスに外国から「再導入」してはどうかというユニークな提案があったのにはびっくりした。日本オオカミ協会(東京都)の提案だ。

 この提案について、いろいろな意見が出たが、果たしてそれでシカの食害が解決するかどうか、多くの疑問も出た。人への危害など、弊害もあるのではないかとの慎重な意見が多かったように思う。保護協会の白旗史朗会長は、前向きのようだったが、会場の雰囲気は今後の検討課題だろうというものだった。

 とは、言え、効果的な対策もなかなか出てこなかった。常時妊娠状態にある繁殖力の強いメスシカの捕殺がどうやら一定の効果があるらしい。しかし、メスの行動ルート、生態がある程度把握していないと、ハイテクわなをどこに仕掛けていいかわからず、せっかくのわなも捕獲効果が薄いなどの問題点も指摘された。

 ただ、静岡大学理学部の増沢武弘教授の提案で、ここだけはシカ食害から守るため柵で囲む必要があるとの訴えにはほとんどの賛成者がうなずいていた。死守するのは2箇所だ。

 第一は、北岳周辺のお花畑

 第二は、荒川中岳から見た赤石岳のお花畑(カール三兄弟周辺)

 ここがシカに食い荒らされるようでは、南アルプスの自然遺産登録運動は崩壊すると増沢教授。

 ともかく、シカの食害で、十年前に比べても、南アルプスの静岡県側の高山植物が見るも無残な姿になっていることをもっと広く知ってほしいものだと感じた。2010.07.11

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コメント

猪や鹿などの獣害対策に日本オオカミ協会ホームページの"Q&A"にあるように狼の導入を! http://japan-wolf.org/content/faq/

投稿: 名無し | 2013年1月15日 (火) 05時07分

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