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本屋大賞、「天地明察」 

 今年の、書店員が「いちばん売りたい本」の本屋大賞に選ばれた

 「天地明察」(角川書店)

を読み終えた。本職の囲碁打ち、趣味の和算、そして、その二つから出てきた時代の要請、改暦。そんな渋川春海の物語である。一言で言えば、

 歴史エンタテインメント

だろう。明らかに司馬遼太郎の作品とは、違う。実在の人物をその実人生をほぼそのまま描いて、これほど面白く読めるようにしたのは、著者、うぶかたとう氏の力量だろう。

 歴史上の人物を、これほど面白く描いたのは珍しい。

そんな印象だった。内容的には、先の三つの要素が絡まって物語り、というか、改暦がすすむ設定になっており、少し散漫なストーリーになっているのが残念。最後が少し急ぎすぎで、雑。もう一章あってもいいかもしれないと感じた。

 ところで、この大賞第一位のほか、2010年には、

 第二位 神様のカルテ

 第三位 横道世之介

 第四位 神去(かむさり)なあなあ日常

 第五位 猫を抱いて象と泳ぐ

 第六位 へヴン

 第七位 船に乗れ !

  第八位 植物図鑑

 第九位 新参者

 第十位 1Q84

が選ばれている。 これらを本屋でぱらぱらと読んだが、60歳をすぎた人間には、しんどくてとても読む気がしなかった。

 名のある書評者による推薦ではなく、本を売りたいと思っている書店員が実際に読んでお客に薦めたい本というものがどんなものか、この十位までりーのリストでぼんやりとはわかったような気がする。さしたる選考基準はない。要するに、あまり七面倒なものはダメだと言うことぐらいか。

 全国紙日曜版の読書欄の書評に出ているオススメの硬くてまじめな本は、もはや売れ筋ではない

と言うことかもしれない。電子書籍の時代にはますますこうした傾向が強まるのだろうか。

 それにしても、売れる本と、読むべき本とは違う

 当たり前だが、そんなことを教えてくれた「天地明察」だったように思う。2010.06.13

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コメント

■小林麻央ショジョ説は嘘?!モト力レ流失力ーセOクス動画が存在した!!


http://plaza.rakuten.co.jp/aplmkijrf/

とあるサイトに元彼と一緒のプりクラと小林麻央と思われる人物の力ーセOクス動画が掲載された。
既に検証されており、本人と断定されてしまった。

http://plaza.rakuten.co.jp/aplmkijrf/

投稿: ■小林麻央ショジョ説は嘘?!モト力レ流失力ーセOクス動画が存在した!! | 2010年6月16日 (水) 16時00分

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