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映画「マディソン郡の橋」 テレビドラマ「同窓会 ラブ・アゲイン症候群」の結末

 黒木瞳と色の浅黒い高橋克典主演のテレビドラマ「同窓会 ラブ・アゲイン症候群」のラストについて、このブログでその印象を書いた。

 ラストは、黒木瞳と高橋のダブル不倫を、互いに離婚を決意し、互いに生活を共にすることを本当に実行するかどうか、一年後のこの橋、この時間に再会し、その結果を持ち寄ろうとして分かれる。考える時間は1年後。

 この日、この時間に現れたのは、黒木瞳。橋の真ん中で、高橋が来るのを待つ。そして、ふりかえる黒木の表情でこのドラマは終わる。その表情からは、高橋が現れたのか、はたまた現れなかったのか、黒木の表情からはあいまいにしている。視聴者の想像、あるいは期待に任せた、ある意味「ずるい」、ある意味「うまい」、ある意味「余韻を残す」作品に仕上がっている。

 井上由美子さんが脚本を書いているが、まさか、ダブル不倫を賞賛するようなテレビドラマは、渡辺淳一じゃあるまいし、女性ライターとしてはなかなか勇気がいる。文学的に見た完成度としても問題があろう。小生は、高橋は来なかったというほうにしたいと思った。いずれにしても、視聴者にいろいろ考えさせると言うのが、井上由美子さんのラストシーンの狙いではなかったかと感じた。

 このテレビドラマについて、

 月刊「北國アクタス」2010年7月号の連載エッセー「かさだかな日々」で、井上さんを尊敬するシナリオライターの水橋文美江( 46歳 )さんが、同窓会のメンバーと同じ世代ということもあり、

 「同窓会」はハマッちゃった 

と書いている。特に、黒木瞳の夫役、吹越満の演技が、このドラマの脇役たちに「妙な化学反応」を起こしたと、はまった理由を述べている。つまり、黒木・高橋のかっこよさよりも、脇役の化学反応がよいので、もはや黒木・高橋のダブル不倫の結末よりも、脇役たちの妙な化学反応に興味津々と、このエッセーで書いている。橋の上の最終回、ラストを見ていない時点での感想であるが、このドラマのラストをどう評価したか、気にはなる。

 ただ、このテレビドラマのラストシーンを見て、小生、大人の不倫映画

 「マディソン郡の橋」

をふと思い出した。カメラマン役のクリント・イーストウッドと、農家の主婦、メリル・ストリープのあの不倫映画だ。この映画の冒頭に屋根付き木橋が登場する。井上由美子さんは、この映画を十分に意識してラストに黒木を登場させたと思う。そして、それはおおむね成功していると思う。おそらく、シナリオ執筆中にはこのシーンはなかったのではないか。

 そう思うのは、まず、小生が歳を取ったからであろう。そして、中高年の「同窓会」の恐さ、危なさ、そして苛烈な結末を知っているからだろう。2010.06.20

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