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駿河湾のホタルイカ  富山湾だけじゃない「海の宝石」

 月曜日付の静岡新聞朝刊には、毎週楽しみにしている「科学欄」が掲載されている。5月10日付には、「静岡海描」シリーズ第3回

 「海の中の蛍」 ホタルイカ 春の夜にまばゆい光

には、参った。そして、びっくりした。水中写真家の阿部秀樹さん(沼津在住)が撮影した見事な青い光を放っている駿河湾のホタルイカの写真が載っているのだ。

 今ごろの季節、駿河湾と言えば、

 サクラエビ

だ。深海から、夜、漁船の光に誘われて、浮かび上がってくるらしい。

 小生、北陸の生まれだから、今ごろの季節、富山湾でも、深海から、夜、ホタルイカが海面に浮かび上がってくることは、知っており、富山湾に限らず、日本海のあちこちで、ホタルイカが水揚げされる。しかし、駿河湾にホタルイカが生息しているとは、知らなかった。

 「私がよく潜る沼津市の大瀬崎では4月から5月初旬の夜に限って突然現れ、多いときには数百匹にもなる。」

と書いている。不思議なことに日中はほとんど姿を現さないという。ホタルイカもそうだ。阿部さんは、海岸近くの堤防で夜、ホタルイカが上がってくるのを待つ。数が増えてきたとき、素早く網を入れてすくい上げると、網の中はまばゆい光に照らされるという。

 私も、富山湾の海岸で夜、海岸に「身投げ」するホタルイカを網ですくい上げたことがあるが、とても幻想的な光景だった。それをすぐに宿に持ち帰り、そのまま酢みそや、山葵醤油で食べた記憶がある。

  記事によると、足だけでなく、腹などの全身に数百の小さな発光器がある。ホタルイカの光は、青色発光LEDのまばゆいまでの「青」である(ここが、ほのかな黄緑色を放つ発光クラゲとは異なる)。分かりやすく言えば、クリスマスの時に、樹木に多数の豆電球を巻き付けて電飾するイルミネーションの色だ。

   ところで、発光クラゲのように、外部から刺激がなくても、自らホタルイカが発光する

 進化論的な意味

とは何か、ふと、気になった。自然淘汰によって種が変化する、つまり進化するとして、

 まばゆいばかりの青色発光はホタルイカの生存にどう有利なのだろう

 あるいは、夜発光することの意味は何だろう

  生存に有利とは、捕食にどう好都合なのか、生き延びるのにどう好都合なのか、繁殖行動にどう好都合なのか、のいずれかが考えられるが、どうもよく分からない。

  そんなことをダーウィン、いやホタルイカに聞いてみたい。そんなことを考えると、夜の海はまだまだ謎だらけのように感じた。2010.05.11

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