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「宇宙人はいる」とS.ホーキング博士 

 何気なく、静岡新聞を見ていたら、あの車椅子の天才科学者、ホーキング博士が

 高度な文明を持つ宇宙人が地球を植民地化する可能性がある

として、宇宙人の来訪は地球の破滅をもたらす恐れがあると警告したというのだ。ディスカバリーチャンネルのインタビュー番組で語ったというから、よほど博士は確信があったのだろう。博士は

「わたしの数学的頭脳にとって、宇宙人の存在を想像することは完全に合理的だ」

と語ったという。

「資源を求める高度な技術文明を持った宇宙人が地球に来訪すれば、コロンブスが米大陸の先住民にもたらしたのと同じ悲劇が起こる」。知的生命体は宇宙遊牧民となり、行き先を次々と植民地化するというのだ。

 博士の発言でなければ、まゆつばものだろうが、天才宇宙物理学者の言うことだけに、なんだか本当のような気がした。もっとも、博士は今すぐ、宇宙人がやってくるとは言っていない。

 ただ、現在までのところ、高度な文明を持つ宇宙人が存在するような気配はまったくない。この50年、知的な生命体の存在をうかがわせる信号は地球には届いていないのだ。

 なぜだろう。そんなことを考察したS.ウェッブの

「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由」(青土社)

が面白い。宇宙人はそもそも存在しない。存在するけれども、広い宇宙なので連絡がまだ届かない。届いてはいるのだが、その信号を人間は認識できない。

 このいずれであろうかと、いろいろな考察をしている。そのプロセスは科学の面白さワ垣間見せてくれる。つまり、宇宙人がいるということは、原理的に証明することができる。宇宙人を見つければいいからだ。しかし、いないということを証明することは、原理的には不可能なのだ。せいぜい、現在の知識を総動員した範囲で「存在しない」ことが証明できるだけなのだ。これでは、宇宙人はいないことを証明したことにはならない。

 この本はそのことを承知の上で、知的な、というか、科学的に合理的な解釈を展開している。遊べる本だ。

 ウェッブ氏自身の解答が、最後に披瀝されているが、それは-、いやいや、そんな野暮なことはやめておこう。ヒントは、意外にも常識的な結論だったということだ。

 小生の結論は、連絡は来ているのだが、人間が認識できないというものだ。これだと、ホーキング博士の結論と矛楯しない。ちなみに、ウェッブ氏の結論はホーキングの結論とは相いれない。

 大型連休中にこの本を読んで、こせこせした地球のことなど忘れることをお勧めしたい。2010.04.28

  ホーキング博士なら、この50の理由をすべて瞬時に解答できるだろう。そして、上記の3つのどのカテゴリーで「宇宙人はいる」と言うだろうか。それを聞いてみたい。2010.04.28

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