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新教養科目「科学と料理」 ハーバード大・工学応用学科 世界的シェフが講師役

 3月26日付静岡新聞を見ていたら、

 ハーバード大、「料理と科学」

という教養科目を新設するという記事が出ていた。同大には教養科目、リベラル・アーツを重視する伝統があるが、それにしても、科目のサブタイトルは

 高級料理から軟らかな物質の科学まで

というから、びっくり。授業では講師が料理の秘訣を説明した後で、同学科の物理学などの教授陣が、それを科学的に裏付けるというユニークなもの。おそらく、日本にもひろがるだろう。ただし、栄養学や健康学を離れて、こうした柔軟な発想が大学にあるかどうか、が課題だろう。

 ところで、同紙には、1面コラム「大自在」はカツオやマグロの話で、わさびの話が出ている。わさびは、山葵と書くぐらいだから、駿府と関係がある、あるいは徳川家と関係があるとは思っていたが、

 静岡市北部(葵区有東木地区)はわさび栽培の発祥の地

と出ていた。静岡市の駿府公園には、大きなわさびをかたどった

 わさび漬け発祥の碑

がある。もっとも、わさびは冷たい清涼な水の流れる里山傾斜地にどこでも自生するらしいから、自生なら発祥の地の特定はできないが、わさび田による栽培なら、特定があるいは可能なのだろう。自生なら、奈良時代の「本草和名」にもわさびのことが書かれているという。栽培地の有東木地区には、

 400年17代続く「わさびの門前」という農家があり、本わさびはもちろん、いろいろなわさび漬けを直接、通信販売などで販売しているという。

  それはさておき、日本でも

「科学と日本料理」

という大学教養科目ができないだろうか。日本料理の鉄人、道場六三郎が料理人としては適任だろう。静岡大工学部(浜松市)が名乗りをあげてほしい。ちと硬いが、物質工学科はどうだろうか。なにしろ、コラム「大自在」によると、浜松城を居城にしたこともある葵の御紋の徳川家康は、わさびをことのほか珍重したというではないか。硬い工学ではなく、わさびの利いた「軟らかい工学」は、きっと学生から歓迎されるだろう。2010.03.26

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